倫理神学の諸問題
神学部
THE65700
コース情報
担当教員: 竹内 修一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
10%
リアクションペーパー
20%
レポート
50%
その他
1.授業への積極的参加(出席,授業参画,リアクション・ペーパー)を重視。 2.毎回,出席を取る。 3.毎回,リアクションペーパーを提出。 4.4回以上の欠席は,F。 5.学期末にレポートを要求(2~4の最低基準を満たしていることが条件)。
0%
詳細情報
概要
1.「いのち」は,単なる生物学的意味での「生命」に尽きるものではない。 2.生命科学の進歩は著しく,その応用範囲もいっそうの広がりを見せている。 3.しかしその一方で,「いのちの尊厳」は,さまざまな場面でなおざりにされ,脅かされている。 4.講義では,そこで,以下のようなテーマを扱う:出生前診断,人工妊娠中絶,安楽死・尊厳死,脳死・臓器移植,死刑・死刑制度。 5.なお,原則として,キリスト教倫理Ⅰ,Ⅱの履修を前提とする。
目標
以下の諸点についての理解: 1.「いのちの尊厳」の根拠。 2.生殖医療における倫理の位置づけ。 3.自己決定権の意味と問題点。 4.人間の存在様式としてのケアリング。
授業外の学習
1.次回授業の参考文献・資料を読み,授業に参加。 2.授業後,リアクション・ペーパーにおいて授業を振り返り,自らの考察・疑問点等をまとめる。 3.併せて,2~3時間程度が期待される。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により,各テーマの回数は変更することがありうる。
- 出生前診断:問題の所在
- 出生前診断:問題の解決
- 人工妊娠中絶:問題の所在
- 人工妊娠中絶:問題の解決
- ディスカッション
- 安楽死・尊厳死:問題の所在
- 安楽死・尊厳死:問題の解決
- 脳死・臓器移植:問題の所在
- 脳死・臓器移植:問題の解決
- ディスカッション
- 死刑制度:問題の所在
- 死刑制度:問題の解決
- まとめ
教科書
授業開講前に用意しておくこと。
いのちと性の物語——人格的存在としての人間の倫理—— Kindle版(電子書籍)あり
著者: 竹内 修一
出版社: 春秋社,2023年
参考書
聖書
キリスト教からみた生命と死の医療倫理
著者: 浜口吉隆
出版社: 東信堂,2001年
人間の尊厳と生命倫理・生命法
著者: ホセ・ヨンパルト,秋葉悦子
出版社: 成文堂,2006年
テーマで読み解く生命倫理
著者: 小泉博明他
出版社: 教育出版,2019年