モーセ五書
神学部
THE50900
コース情報
担当教員: 大西 崇生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
リアクションペーパー
40%
定期試験
定期試験期間中
40%
詳細情報
概要
本コースは二つの部分からなる。前半では,五書の歴史批判学的研究に触れる。とりわけ五書成立の歴史に関する研究史,いわゆる文書仮説の成立とその現在について概説する。後半は,物語分析的研究を扱う。今年度は創世記の「ヨセフ物語」(創37-50章)を読みながら,物語分析的アプローチの具体的手法を学ぶことを目指す。 本コースはできるかぎり平易な説明を心掛けるが,とりわけ前半は煩瑣な議論を扱うことになるため,その点を覚悟しておいていただきたい。
目標
モーセ五書の全体像をつかむこと。五書成立史に関するいくつかの議論を理解すること。また,創世記における「ヨセフ物語」のテクストの読解を通して,物語分析的アプローチの手法を学ぶこと。
授業外の学習
授業前:次の授業で扱う旧約聖書のテクストをあらかじめ読んでおく。 授業後:授業資料とノートを見ながら,授業の内容を振り返り,リアクション・ペーパーを書く。
所要時間: 190分
スケジュール
- モーセ五書についての導入(正典の問題,五書の構成に関するいくつかの視点)
- モーセ五書の各書についての概説①
- モーセ五書の各書についての概説②
- モーセ五書の各書についての概説③
- 五書成立史に関する議論①
- 五書成立史に関する議論②
- 五書成立史に関する議論③
- 物語分析的アプローチについての概説
- ヨセフ物語を読む①
- ヨセフ物語を読む②
- ヨセフ物語を読む③
- ヨセフ物語を読む④
- ヨセフ物語を読む⑤
- ヨセフ物語を読む⑥
教科書
聖書(旧約・新約・旧約聖書続編付き) 翻訳は問わないが,授業では聖書協会共同訳を用いるつもりである。 講義資料はMoodle上に掲出する。
参考書
書籍情報はありません。