ボランティア論
神学部
THE50560
コース情報
担当教員: 漆原 比呂志
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月5
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
授業内期末試験
授業期間中
その他
ボランティア・演習参加度
詳細情報
概要
世界の貧困,紛争,難民,環境破壊,そして頻発する自然災害は,近年ますます深刻化し,喫緊の課題となっている。様々な課題への取り組みのため,国連など国際機関のみならず市民社会セクターとそれを支えるボランティアの存在と役割は,これまでになく重要となっている。 本講義では,アジア各国および日本国内のNGO/NPOやカトリック教会による支援活動を担うボランティアの実際について学ぶ。講義,演習,ボランティア体験を通して,ボランティアの意義や社会的役割,使命について考察する。
目標
1) 国際協力や被災地支援などにおいて活用できる基礎的な知識と技術を身につける 2) 支援活動やボランティアの現場において習得した技術を応用することができる 3) ボランティア体験による学びや気づき,課題について,発表などを通して他者と共有することができる
授業外の学習
1) 毎回の授業で紹介される次回授業の参考文献・資料を読み,授業に出席する。 2) 多文化共生プログラムや難民支援,被災地支援,生活困窮者支援など国内で可能なボランティアに参加する。ボランティアの時間,移動時間,活動を整理し発表の準備の時間などに6時間から15時間程度を要する。ボランティア先は自由に選択できるが,担当教員がいくつか候補を提示する。 3) 国際協力イベントや映画会,講演会などに参加またはボランティアとして参加する。参加とまとめに15時間~20時間程度要する。参加プログラムの選択は自由だが,担当教員が随時案内する。
所要時間: 200分
スケジュール
- 回:ボランティアの世界 イントロダクション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
- 回:ミッションとしてのボランティア ミッショナリーの働き
- 回:貧困と開発 (カンボジアにおける実践より)
- 回:プライマリヘルスケアと健康 (東ティモールにおける実践より)
- 回: カトリック教会の支援活動 (カンボジア・バッタンバン教区の実践)
- 回:世界の難民と支援活動 (タイ・カレン族難民キャンプの状況)
- 回:難民支援と諸宗教対話・協働 (アフガニスタン難民キャンプの状況)
- 回:日本における難民の状況と支援活動 (保護・回復・自立へのプロセス)
- 回:災害被災地における支援システムの構築(1) (東日本大震災における実践)
- 回:災害被災地における支援システムの構築(2) (能登半島被災地における実践)
- 回:ゲストを招いて
- 回:ボランティア演習発表
- 回:まとめ 「ともに生きる」社会の実現を目指して/ボランティア演習発表
- 回:秋学期学期末試験
教科書
特になし
参考書
書籍情報はありません。