キリスト教とコミュニケーション

神学部

THE50210

コース情報

担当教員: FIRMANSYAH Antonius

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木1

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

14%

授業参加

14%

リアクションペーパー

22%

レポート

25%

その他

期末レポートの発表

25%

詳細情報

概要

本科目は,エウカリスチアの対話的な次元を学び,典礼神学の科目である。特に,本科目の主な課題はキリストの復活の神秘を伝説する第二ヴァチカン公会議の典礼刷新によるエウカリスチアの理解である。この主な課題は,本科目をとおして,次の四つの課題に分けられている:① 第二ヴァチカン公会議の典礼刷新,② カトリック教会における典礼の象徴的な対話の本質,③エウカリスチアにおける対話的な要素,④ 典礼的な対話に基づく日常対話。本科目が参加者から必要とするは秘跡論(特にエウカリスチアについて)およびエウカリスチアに参加する経験である。それに加え,積極的な参加および発表も,参加者から求められる。

目標

この科目のねらいは以下のポイントを理解することです。 (1.)カトリック教会のミサに用いられるシンボルを通して行われる信仰の対話。 (2.)カトリック教会のミサにおける信仰の対話と日常生活的な信仰の対話との繋がり。

授業外の学習

受講者は自宅の近くにあるカトリック教会のミサに参加し,ミサの中に行われるシンボル的対話の過程を経験する。(90分) 典礼と信徒の日常生活との繋がりを研究する。(60分) その結果をもとにし,レポートを作成し,学期中に発表していただく。(90分)

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 典礼における神と人間の対話の根本問題。
  2. キリスト教と神の恩恵
  3. 現代社会と秘跡的理解。
  4. 過越の神秘
  5. 幼児洗礼の神学
  6. 入信の完成:堅信の秘跡
  7. ゆるしの秘跡:神学的理解
  8. ゆるしの秘跡:体験と回心
  9. 病者の塗油:神学的理解
  10. 秘跡としての結婚
  11. 結婚,忠実,離婚エトスの変化
  12. 司祭職の意義
  13. 教会における司祭の役務
  14. 秘跡と教会司牧

教科書

授業でとりあげるテーマにそって,そのつど紹介する。

  • Practical Sacramental Theology: At the Intersection of Liturgy and Ethics

    著者: Bruce T. Morrill

    出版社: Cascade Books, 2021

  • 第2ヴァチカン公会議 公文書全集 [単行本]

    著者: 南山大学 (監修)

    出版社: サンパウロ (1986/1/6)

  • ローマ・ミサ典礼書の総則―暫定版 [単行本]

    著者: 日本カトリック典礼委員会 (著)

    出版社: カトリック中央協議会 (2004/05)

参考書

  • Meeting Mystery: Liturgy, Worship, and Sacraments

    著者: Nathan D. Mitchell,

    出版社: ORBIS Books, 2006年。

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