旧約聖書I
神学部
THE10300
コース情報
担当教員: 大西 崇生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
10%
リアクションペーパー
40%
レポート
50%
その他
評価は総合評価を基本とする。出席を毎回確認し,欠席が4回を超えた場合は成績評価の対象としない。
0%
詳細情報
概要
旧約聖書のほぼ半分は歴史文書に充てられている。それは,歴史の中で働く神と,それを経験したイスラエルの民との関わりを物語る壮大なドラマである。本講義は,旧約聖書の歴史書(創世記から列王記まで,そしてエズラ記・ネへミヤ記・歴代誌)の内容を,とりわけその歴史を物語るための文学的手法,および神学的思想に注意をはらいつつ,学ぶことを目指す。
目標
旧約聖書の歴史文書の内容と歴史の流れを理解する。またそこにある文学的手法および神学的思想を学ぶ。
授業外の学習
(1)受講者は,毎回,事前に指示する聖書箇所をあらかじめ読み,授業に出席すること。 (2)受講者は,毎授業後,資料とノートを見直して,リアクションペーパーを書いて提出すること。 (3)受講者は,学期末レポートを提出すること。課題については,授業内で指示する。
所要時間: 190分
スケジュール
- 導入:旧約聖書全体の構成と歴史書の位置
- 原初史①:天地創造
- 原初史②:楽園の人祖
- 原初史③:洪水,バベルの塔
- 父祖たちの物語①
- 父祖たちの物語②
- エジプト脱出の物語
- 荒れ野の物語
- シナイでの出来事
- ヨルダン川東岸での出来事
- 約束の地への入国と士師の時代
- 王政の成立とその展開
- 分裂王国時代の歴史:申命記的歴史観
- エズラ記・ネへミヤ記・歴代誌における歴史記述
教科書
聖書(旧約・新約) 翻訳は問わないが,授業では聖書協会共同訳を用いるつもりである。 講義資料はMoodle上に掲出する。
参考書
書籍情報はありません。