植物生理学
理工学部 - 物質生命理工学科
SML65200
コース情報
担当教員: 鈴木 伸洋
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
15%
レポート
35%
定期試験
定期試験期間中
50%
その他
0%
詳細情報
概要
本講義は,植物の成長,生育及び環境ストレス応答を制御する生理学的機構について理解することを目的とする。前半では植物細胞内で働く生理学的経路の詳細,後半ではそれらにより制御される植物の生命現象について学ぶことで,環境・生命に関する高度な学問的内容を修得する(カリキュラム・ポリシー4)。また,植物生理学的知見の産業への応用についても学ぶことで,実社会に繋がる課題解決方法を修得する(カリキュラム・ポリシー4)。
目標
植物の生命現象を生理学及び分子生物学レベルで理解し,その知識を理論・技術的に応用展開することで,農業を含む産業の発展並びに課題解決につなげるためのノウハウを修得する(ディプロマ・ポリシー4)。
授業外の学習
予習:講義前にMoodleにアップロードされる資料をチェックし,大まかな講義内容とわからないポイントなどを把握しておく(60分) 復習:講義後に内容を見直し,理解できなかったことについて調査等を行う(90分) 講義で配布するもの以外の文献調査およびレポート作成(40分)
所要時間: 190分
スケジュール
- 概説,植物生理学とは
- 植物の代謝系
- 物質輸送と栄養
- 光合成チラコイド反応
- 光合成ストロマ反応と他の光受容体
- 生育を制御する植物ホルモン
- 環境ストレス応答を制御する植物ホルモン
- 植物の成長,生育
- 土壌の環境ストレスに対する植物の応答
- 高温または低温ストレスに対する植物の応答
- 病原菌への抵抗性
- 植物生理学研究のアプローチ
- 植物生理学研究の応用例
- 分子生物学研究の手法
教科書
毎回の授業実施日の約1週間前にMoodleで資料を提供する。
参考書
植物生理学(化学同人,三村 徹郎,深城 英弘,鶴見 誠二 編著)