発生生物学

理工学部 - 物質生命理工学科

SML62000

コース情報

担当教員: 安増 茂樹

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

10%

授業内期末試験

授業期間中

60%

中間試験

授業期間中

30%

詳細情報

概要

卵から固体ができあがる過程を研究する分野を発生学という。卵形成,受精,胚発生過程を順を追って解説し,その過程でおこる細胞分化,形態形成の機構を説明する。また,それら現象に関与する遺伝子・タンパク質を解説し,分子機構に理解を深める。この科目は,カリキュラムポリシー4の「環境と生命の調和」に対応する。

目標

発生過程を理解し,器官・組織の名称を記憶する。また,細胞の分化に関与する遺伝子の働きを学ぶことで形態形成の遺伝子プログラムを理解する。本講義は,物質生命理工学科デュプロマポリシーの2に相当する。

授業外の学習

授業後,復習により,授業を理解したかを確認して,器官・組織の名称など学術用語を記憶する。授業の最初に簡単な復習を行うので,前回の授業を理解したことを確認する。授業のパワーポイントを授業前にMoodleに掲示する。授業前に40分の予習,授業後にパワーポイントファイルに加え,発生生物学の教科書や該当のwedサイトなどを用い2時間半の復習により,授業内容を理解する。疑問点は,次回の授業で質問する。

所要時間: 授業の復習と発展的な学習などを含め,1時限当たり190分の授業外学習を行う。

スケジュール

  1. オリエンテーション (講義概要解説)
  2. 卵・精子形成と減数分裂
  3. 受精の分子メカニズム
  4. いろいろな動物の発生
  5. 胚発生機構とその分子メカニズム(卵割から成体へ) 卵割,形態形成
  6. 授業と中間テスト
  7. 胚発生機構とその分子メカニズム(卵割から成体へ)
  8. 形態形成にかかわる遺伝子について (分化誘導因子と転写因子)
  9. 細胞分化の機構1 原腸陥入と体軸形成
  10. 細胞分化の機構2 器官形成
  11. 遺伝子の発現調節2 (発生の遺伝子プログラム)
  12. 進化発生学(形態形成に関与する遺伝子群の進化)
  13. 生殖細胞の分化と性決定の決定機構
  14. まとめと期末試験

教科書

講義のパワーポイントファイルなどをmoodleにアップする。

    参考書

    • 生命科学

      著者: 東京大学教養学部理工系生命科学教科書編集委員会

      出版社: 羊土社

    • Developmental Biology

      著者: Scott Gilbert

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.