生物科学実験III*
理工学部 - 物質生命理工学科
SML50900
コース情報
担当教員: 林 謙介
単位数: 1
年度: 2024
学期: 2クォーター
曜限: 木3, 木4, 金3, 金4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
50%
レポート
50%
詳細情報
概要
本実験では,多細胞生物の遺伝と体のしくみについて深く理解することを目的とする。高等生物では様々に分化した細胞が器官を構成し,それぞれの機能を果たしながら連携してシステムとして働いている。個体としての遺伝および行動を解析,あるいは個体を各パーツ(器官)に分解し,様々な刺激を加えた時の反応を解析することによって,多細胞生物の仕組みを理解する。本実験講義は,2年次以上の学年が履修する学科コア科目であり,基礎科学,医学,薬理学などの分野の研究にも貢献できる生命に対する深い理解力を身につけ,さらに原子・分子から高分子,生体分子にわたる物質の創成と技術開発に貢献できる能力を習得させる。物質生命理工学科カリキュラムポリシー3に相当する。
目標
多細胞生物個体の遺伝,行動,器官,細胞のレベルで動物の体のつくりと機能について正しく理解する。さらに基礎科学,医学,薬理学などの研究やそれらに関連する物質の創成や技術開発に貢献できる基礎力を身につける。物質生命理工学科ディプロマポリシー3に相当する。
授業外の学習
初回に配布される実験テキストをよく予習し,実験の背景,実験手順をよく理解しておくこと(各テーマ30分程度)。実験終了後,実験データをもとにレポートを作成すること(各テーマ120分程度)。
所要時間: 150分
スケジュール
- ガイダンス 以下の実験は2グループに分かれて行う。したがってグループによって実験の順番は異なる。グループ分けと実験の順番はガイダンスでお知らせする。
- ショウジョウバエ変異体の解析 I
- ショウジョウバエ変異体の解析 II
- 活動電位の記録
- 神経筋標本
- 学習記憶の行動実験
- カフェインの作用
- 血糖値調節
- 嗅覚の訓化と脱訓化
- マウスの解剖 I
- マウスの解剖 II
- マクロファージの観察
- 脳切片の観察
- 組織切片の観察 かたづけ
教科書
Moodleにて配布する。
参考書
書籍情報はありません。