化学実験II*

理工学部 - 物質生命理工学科

SML50300

コース情報

担当教員: 鈴木 教之

単位数: 1

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 木3, 木4, 金3, 金4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

50%

レポート

30%

その他

実験ノートを含めた予習の状況,実験態度,演習などにより評価する。

20%

詳細情報

概要

有機化学系の講義で学んだ基本的な有機化学反応を,実験を通して体得する。有機化学実験に必要な基本操作(抽出,ろ過,蒸留,再結晶など),試薬の取り扱いと管理,廃棄物の処理方法などを学ぶ。具体的な反応としては,Diels-Alder反応,Wittig反応, アルドール反応,Friedel-Crafts反応,Grignard反応を行なう。 本実験講義は,3年次以上の学生が履修する学科コア科目(選択必修)であり,本学科カリキュラムが掲げる”物理学・化学・生物学の融合した基礎学問の体得”の更なる推進,ならびに,有機化学をベースとした物質の理解と理工学の学習を目指すものである。 なお本実験講義は,カリキュラム・ポリシー2に対応する。

目標

1. 教科書で学習した有機化学の反応について,実際に化合物(化学物質)を取り扱い,有機化学反応を実験で体験することにより,物質の性質を知る。 2. 反応条件の制御,生成物の分離と同定を通して,有機化学の理解を深める。 とくにこれまでに学んだ分子の基礎を体系的にとらえ,さらに専門分野に踏み込んだ物質の創成と技術開発に貢献する能力を身につけることを目標とする。 なお本実験講義は,ディプロマ・ポリシー2および3に対応する。

授業外の学習

実験を行う前に十分予習し,実験ノートに詳細を記入する(90分)。実験終了後,得られた結果をまとめ,1週間以内にレポートを提出する(100分)。

所要時間: 実験1日あたり190分

スケジュール

  1. ガイダンス:化学実験Ⅱの目的,実験と安全,実施上の注意,実験ノートの書き方 なお下記実験の進行計画は実験の班によって異なる
  2. アルドール反応
  3. Diels-Alder反応・融点測定など
  4. ホスホニウム塩の合成
  5. Wittig反応1
  6. Wittig反応2
  7. Friedel-Crafts反応1
  8. 解説・演習1;蒸留・赤外分光
  9. Friedel-Crafts反応2
  10. Grignard反応:Grignard試薬の調製と求核付加
  11. 解説・演習2;反応機構・演習
  12. Grignard反応;脱水反応
  13. Grignard反応;減圧蒸留
  14. 後片付け

教科書

テキスト「化学実験 II」を初回授業時に配布する

  • 第4版 続 実験を安全に行うために 基本操作・基本測定編

    著者: 化学同人編集部

    出版社: 化学同人・2017

参考書

書籍情報はありません。

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