生物科学実験I*
理工学部 - 物質生命理工学科
SML50200
コース情報
担当教員: 近藤 次郎
単位数: 1
年度: 2024
学期: 4クォーター
曜限: 木3, 木4, 金3, 金4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
30%
レポート
70%
その他
すべての回の実験に出席することを前提としており,授業参加とレポートに基づき評価する。
0%
詳細情報
概要
本実験では,生命の設計図である遺伝子の働きについて深く理解することを目的とする。遺伝子によって生物の形質が決定される様子を体験するとともに,遺伝子の物質的実体である核酸を自らの手で取り扱うことによって,核酸の構造,分子的性質などについて理解を深める。同時に,現代の生物学の研究において必須の技術である分子生物学的手法を習得し,その原理を学ぶ。微生物実験,核酸の抽出,精製,分析,クローニング,遺伝子発現,タンパク質の結晶化に関する実験などを行う。 *実験は3つのパートに分かれているが,順序は変更する場合がある。 本学科のカリキュラムポリシー3に沿って,原子・分子から高分子,生体分子にわたる物質の創成と技術開発に貢献できる能力を修得させる。
目標
分子レベルでの生命活動に触れ,分子生物学の基本技術を習得すること。 本学科のディプロマポリシー3に沿って,物質・生命の基礎を体系的にとらえ機能性生体分子の創成と技術開発に貢献する能力を身につけることを到達目標とする。
授業外の学習
予習および各実験パートのレポートの作成は必須である。 予習(実験操作の確認,予習ノート作成)として1時間程度,復習(実験内容・結果の整理,レポート作成)として1時間程度を要する。
所要時間: 120分
スケジュール
- ガイダンス・安全講習
- パート1: 基本操作(第2回~第6回) 滅菌操作・培地調製・菌の培養・プラスミドの抽出・アガロースゲル電気泳動 プラスミドDNAの制限酵素処理
- パート2: GFP遺伝子のクローニング(第6回~第10回) GFP遺伝子増幅断片の確認と精製,クローニング・コンピテントセルを用いた形質転換 GFP陽性コロニーの観察と培養・GFPの精製
- パート3: タンパク質の結晶化と立体構造観察(第11回~第14回) リゾチームの結晶化・立体構造の観察
教科書
テキストは初回に配布する。
参考書
書籍情報はありません。