卒業研究II
理工学部 - 物質生命理工学科
SML40235
コース情報
担当教員: 小田切 丈
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
研究室における日々の研究活動への参加状況,研究態度,研究進捗状況,卒業研究発表会の内容で総合的に評価する。なお,各研究室で指定されたゼミ・演習時間が設定され,その出席が必須である。
詳細情報
概要
卒業研究Iに引き続き,指導教員の指導のもとに研究を行う。各研究室において教員の指導を受けながら研究を遂行し,その成果についての研究報告を行う。卒業研究IIでは,卒業研究Iで習得した知識や技術等をもとに,学生が能動的に研究を発展させ,最終的な研究成果を卒業論文および要旨としてまとめて提出するとともに,研究成果を卒業研究発表会で発表を行う。本科目は,物質生命理工学科カリキュラム・ポリシー5による研究室における少人数教育体制のもと,先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を習得,さらには学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を習得する。
目標
卒業研究IIでは,指導教員の指導のもと自分自身の力で研究を進め,卒業論文と研究発表をまとめるための十分な知識を得ることを目的とする。また,研究の組み立て,筋道の過程から,論理的思考とディスカッション能力,さらには成果を人に発表するためのプレゼンテーション能力等の習得も目指す。
授業外の学習
研究室のルールに従い,フルタイムで研究活動を行う。安全に留意し,研究の準備・まとめなども入念に行うことで研究を進める。 【授業前】(所要時間:各回1時間程度) これまでの自筆研究ノートを見返し,各授業の内容を復習するとともに全体の流れを把握する。 【授業後】(所要時間:各回3時間程度) 卒研生の間で授業内容について1時間程度ディスカッションを行い理解を深める。その後,学習内容を研究ノートにまとめ,必要に応じて関連する学術論文等の文献を調べる。また,Moodleに今回学んだ内容についてリアクションペーパーを投稿する。
所要時間: 所要時間は各回最低4時間
スケジュール
- これまでのまとめと今後の計画作成
- 実験に関する基礎知識の学習(断面積の導出)
- 実験に関する基礎知識の学習(シンクロトロン放射光)
- 予備実験の実施
- 予備実験の解析
- 実験研究(1)
- 実験研究(2)~より複雑系での実験
- 実験研究(3)~再現性の確認と誤差についての評価
- 実験結果の解析(1)
- 実験結果の解析(2)~誤差,誤差の伝搬についての評価
- 実験結果に対する結果のまとめ
- 実験結果から判断される考察
- 全体の総括
- プレゼンテーション
教科書
最新の論文や文献を使用する
Physics of Atoms and Molecules
著者: B. H. Bransden and C. J. Joachain
出版社: Benjamin Cummings / 2003
参考書
電子・原子・分子の衝突
著者: 高柳和夫
出版社: 培風館/1996