卒業研究I
理工学部 - 物質生命理工学科
SML40136
コース情報
担当教員: 鈴木 伸洋
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
研究室における日々の研究活動への参加状況,研究態度,研究進捗状況等で総合的に評価する。なお,各研究室で指定されたゼミ・演習時間が設定され,その出席が必須である。
詳細情報
概要
研究テーマを定め指導教員の指導を受けながら研究を遂行し,その成果についての研究報告を行う。卒業研究Ⅰでは各研究室で与えられた事項を対象として,学生が能動的に研究を行い,その過程を通して研究分野の学識を深める。本科目は,物質生命理工学科カリキュラム・ポリシー5による研究室における少人数教育体制のもと,先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を習得,さらには学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を習得する。
目標
卒業研究Ⅰでは,研究を通じて各研究分野における基礎知識・技能を修得することを目的とし,研究の過程で自ら調べ,考えることで論理的思考を身につける。
授業外の学習
研究室のルールに従い,フルタイムで研究活動を行う。安全に留意し,研究の準備・まとめなども入念に行うことで研究を進める。 指導教員から渡された書籍や文献を事前に読み,毎回の講義の内容についてきちんと理解する(60分)。また,講義後は学修した内容について見直し,わからなかった点などについて調査する(70分) 授業期間内に一度,文献の内容をまとめ発表を行うため,常時その準備をすること(60分)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 研究報告:研究テーマの選定 文献内容紹介:発表スケジュールの決定
- 研究報告:研究背景に関するディスカッション(土壌ストレスについて) 文献内容紹介:モデル植物のソースについて
- 研究報告:研究背景に関するディスカッション(温度ストレス,植物培養施設について) 文献内容紹介:植物の遺伝子組換え技術
- 研究報告:研究計画に関するディスカッション(乾燥,高塩ストレス) 文献内容紹介:光合成(チラコイド反応)
- 研究報告:研究計画に関するディスカッション(温度ストレス) 文献紹介:光合成(ストロマ反応)
- 研究報告:研究計画に関するディスカッション(重金属ストレス) 文献紹介:呼吸,物質輸送,代謝
- 研究報告:研究計画に関するディスカッション(植物培養施設) 文献紹介:植物ホルモン
- 研究で使用するデータベースの使い方(教員が説明) 文献紹介:植物の成長,生育
- 研究報告:進行中の研究におけるトラブル及びその対策に関するディスカッション 文献紹介:植物の活性酸素除去機構
- 研究報告:進捗状況報告(乾燥,高塩ストレス) 文献紹介:シグナル伝達物質としての活性酸素
- 研究報告:進捗状況報告(温度ストレス) 文献紹介:植物細胞に関する最新研究(シロイヌナズナ)
- 研究報告:進捗状況報告(重金属ストレス) 文献紹介:植物細胞に関する最新研究(シロイヌナズナ以外の植物)
- 研究報告:進捗状況報告(植物培養施設) 文献紹介:土壌ストレスへの植物の応答に関する最新研究
- 研究報告:全体の研究の総括 文献紹介:温度ストレスへの植物の応答に関する最新研究
教科書
必要に応じて資料を配布する。
参考書
植物生理学
著者: 三村 徹郎, 奥野 哲郎, 川口 正代司, 鈴木 祥弘, 鶴見 誠二, 長谷 あきら
出版社: 化学同人・2009年