卒業研究I
理工学部 - 物質生命理工学科
SML40111
コース情報
担当教員: 内田 寛
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木2
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
研究室における日々の研究活動への参加状況,研究態度,研究進捗状況等で総合的に評価する。 なお,各研究室で指定されたゼミ・演習時間が設定され,その出席が必須である。
詳細情報
概要
研究テーマを定め指導教員の指導を受けながら研究を遂行し,その成果についての研究報告を行う。卒業研究Ⅰでは各研究室で与えられた事項を対象として,学生が能動的に研究を行い,その過程を通して研究分野の学識を深める。本科目は,物質生命理工学科カリキュラム・ポリシー5による研究室における少人数教育体制のもと,先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を習得,さらには学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を習得する。 本講義(卒業研究I,担当:内田)では,セラミックスやガラスなどの無機材料を主な対象とした物質に関する構造・機能などの基礎を体系的に把握し,それらの創成と技術開発に貢献しうる知識・技術などの能力を養成する。(カリキュラムポリシーの項目5に該当する)
目標
卒業研究Ⅰでは,研究を通じて基礎的な知識・技能を修得する。研究の過程で論理的思考を身につける。 本講義(卒業研究I,担当:内田)では,無機材料に関する先端分野の知識と技術を習得すること,ならびに研究活動に係る成果発表を執り行うことで,研究者としての素養を修得・育成し,それらを理論的,技術的に応用展開できる能力を身につけることを最終的な到達目標とする。
授業外の学習
予習: 指導教員から渡された書籍や文献を事前に読み,内容について十分理解したうえで説明や質問回答ができるように準備する。必要であれば,レジュメの準備も行う。(約2時間) その他,指導教員の指示に従うこと。 復習: 講義中に指摘された事項に対する回答準備や追加調査を実施する。必要であれば,レジュメの準備も行う。(約2時間) その他,指導教員の指示に従うこと。
所要時間: 予習・復習について,それぞれ約2時間ずつを想定する。
スケジュール
- 安全教育 基礎講義︓ 無機材料の作製⽅法
- 基礎講習および発表︓ 無機材料の作製⽅法(1) 試薬および器具の取扱
- 基礎講習および発表︓ 無機材料の作製⽅法(2) 薄膜堆積および処理装置の取扱
- 基礎講義︓ 無機材料の機能性
- 基礎講習および発表︓ 無機材料の機能性(1) 導電性
- 基礎講習および発表︓ 無機材料の機能性(2) 誘電性(圧電・強誘電性)
- 技術指導および発表︓ 材料作製(1) 液相法(TiO2),原料調製
- 技術指導および発表︓ 材料作製(1) 液相法(TiO2),薄膜材料作製
- 技術指導および発表︓ 材料作製(2) 液相法(PZT),原料調製
- 技術指導および発表︓ 材料作製(2) 液相法(PZT),キャパシタ作製
- 技術指導および発表︓ 材料評価(1) X線回折
- 技術指導および発表︓ 材料評価(2) 電⼦顕微鏡
- 技術指導および発表︓ 材料評価(3) 分光分析
- 技術指導および発表︓ 材料評価(4) 誘電および強誘電特性
教科書
講義において参考資料を随時紹介する。 (購入の必要は特になし)
参考書
無機材料化学
著者: 荒川 剛 他
出版社: 三共出版,1994年