ゼミナールI

理工学部 - 物質生命理工学科

SML31103

コース情報

担当教員: 平野 哲文

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火6

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

50%

レポート

30%

その他

レポートは,関連する研究の論文を少なくとも3編読み,それを5ページ程度にまとめること,授業参加はゼミでの発言,議論と他の受講者とレポートの内容を共有し議論することを指す。

0%

詳細情報

概要

強い相互作用を記述する量子色力学について,関連した教科書を読み,ゼミ形式の授業を行う。 その過程を通して,カリキュラム・ポリシーである「少人数教育体制のもと,卒業研究およびゼミナールを通して先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を修得し,学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力」を身につけることを目的とする。

目標

場の量子論の基礎を習得する。特にハドロンの対称性と対称性の自発的破れを学び,ハドロン物理学の基礎を理解できるようになることを目標とする。 また,各自の研究課題を進める上での土台とする。 この科目はディプロマポリシーである「学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を修得し,物質とナノテクノロジー,環境と生命の調和,高機能材料の創製に結びつく理工学における課題解決に貢献する能力」を養うことを目標としている。

授業外の学習

教科書に挙げられた本の予習を90分間行い,発表担当者であるかどうかに関わらず,十分深く読み込んでおく。また,ゼミの内容を100分間復習し,次回の分野の予習へとつなげる。

所要時間: 授業1回あたり予習90分,復習100分以上

スケジュール

  1. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。1: Free Fields and Their Quantization 1
  2. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。2: Free Fields and Their Quantization 2
  3. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。3: Symmetries of Meson and Bayon Systems 1
  4. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。4: Symmetries of Meson and Bayon Systems 2
  5. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。5: Symmetries of Meson and Bayon Systems 3
  6. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。6: Symmetries of Meson and Bayon Systems 4
  7. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。7: Quarks 1
  8. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。8: Quarks 2
  9. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。9: Quarks 3
  10. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。10: Chiral Symmetry 1
  11. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。11: Chiral Symmetry 2
  12. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。12: Spontaneous Global Symmetry Breaking 1
  13. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。13: Spontaneous Global Symmetry Breaking 2
  14. 教科書の内容をゼミ形式で発表する。14: Spontaneous Global Symmetry Breaking 3
  15. 適宜,途中に飛ばした式変形を追う,演習問題に取り組む

教科書

下記のMoselによるテキストの該当箇所を用いる。適宜,図書館などで場の量子論の教科書にあたること。

  • Fields, Symmetries, and Quarks

    著者: U.Mosel

    出版社: Springer, 1989

参考書

  • An Introduction to Quantum Field Theory

    著者: M. E. Peskin, D. V. Schroeder

    出版社: PERSEUS BOOKS

  • 原子核物理学

    著者: 熊野俊三

    出版社: 共立出版,2015

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