ゼミナールII
理工学部 - 物質生命理工学科
SML30224
コース情報
担当教員: 星野 正光
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
授業参画,参加態度,予習状況等で総合的に評価する。
詳細情報
概要
ゼミナールIIでは,ゼミナールIに続き,さらに高度な知識や最先端の研究の調査などを引き続き行っていく。また,卒業研究発表会や学会発表を想定した発表形式なども講義に取り入れていく場合もある。本科目は,物質生命理工学科カリキュラム・ポリシー5による研究室における少人数教育体制のもと,先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を習得,さらには学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を習得する。 本科目は原則対面で実施される。
目標
卒業研究に関連した専門的な書籍や学術論文などの文献を読むことによって,卒業研究を行うにおいて必要となる様々な知識や技術を学ぶことを目的とする。また,発表形式の講義やディスカッションを通して科学者としてのコミュニケーション能力を高める。
授業外の学習
【予習】指導教員から渡された書籍や文献を事前に読み,内容についてきちんと理解し,レジュメの準備も行っておく。必要があれば質疑応答用の資料も準備する。そのために必要な基礎知識の確認,および書籍・文献を読む(100分/回)。 【復習】卒研発表,および研究報告会に向けての知識定着,実験実習の結果に対する解析や発表準備のために要する復習(90分/回)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 序論・ガイダンス:原子衝突についての基礎知識の確認 ※以下のスケジュールは予定であり,進捗状況・理解度に応じて変更の可能性がある
- 第1章:衝突断面積の定義(剛体球モデル)
- 第2章:電子衝撃による励起・電離
- 第3章:電子分光実験
- 第4章(1):散乱の量子論(波の散乱と位相のずれ)
- 第4章(2):弾性散乱と全断面積
- 第4章(3):散乱振幅と量子論的な微分断面積
- 第4章(4):Born近似の基礎と一般化振動子強度
- 散乱理論の基礎知識の確認と卒業研究テーマとの関連
- 卒業研究内容(1):低エネルギー電子分光実験
- 卒業研究内容(2):衝突断面積測定について
- 卒業研究内容(3):金属表面の電子散乱実験
- 卒業研究内容(4):振動励起過程と共鳴現象
- 最終発表によるまとめと総括
教科書
研究室ごとに指定されたテキストを使用すること。当研究室では以下のテキストを使用し,プレゼンテーション形式で毎回予習し発表することで講義を進める。詳細は授業中に説明する。
「化学のための」原子衝突入門
著者: 金子洋三郎
出版社: 培風館・1999年
参考書
書籍情報はありません。