ゼミナールI
理工学部 - 物質生命理工学科
SML30135
コース情報
担当教員: 小田切 丈
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火2
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
授業参画,参加態度,予習状況等で総合的に評価する。
詳細情報
概要
これまで多くの講義で様々な知識を習得してきたが,卒業研究を行うにあたっては,それらの知識だけでは不十分である。それらの知識はあくまでも研究を始める上での土台であり,その上に研究に関連したさらに高度な知識や最先端の研究などの知識が必要となる。このゼミナールIでは,各研究室においてそれら卒業研究に必要な発展的な知識を専門書籍や学術論文などの文献などを通して習得する。また,知識の習得が正しくできているかを確認するため,講義の中でプレゼンテーションなどを通して確認を行うと同時に,他の研究者とのコミュニケーション技術を養う。本科目は,物質生命理工学科カリキュラム・ポリシー5による研究室における少人数教育体制のもと,先端分野を理解するとともに,成果発表を行い,研究者としての素養を習得,さらには学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力を習得する。
目標
卒業研究に関連した専門的な書籍や学術論文などの文献を読むことによって,卒業研究を行うにおいて必要となる様々な知識や技術を学ぶことを目的とする。また,発表形式の講義やディスカッションを通して科学者としてのコミュニケーション能力を高める。
授業外の学習
指導教員から渡された書籍や文献を事前に読み,内容についてきちんと理解しておく。必要であれば,レジュメの準備も行っておく。その他,指導教員の指示に従うこと。 【予習】(所要時間:各回3時間程度) 必ず前回までの内容を概観したうえで,授業で進める予定の箇所は各式の導出まで含めて予習をしておく。 【復習】(所要時間:各回30分程度) 授業のまとめを行い,Moodleにサマリーを投稿する。
所要時間: 所要時間各3時間30分程度
スケジュール
- 量子力学成立までの経緯(1)
- 量子力学成立までの経緯(2)
- 量子力学成立までの経緯(3)
- 量子力学の基礎(1)
- 量子力学の基礎(2)
- 量子力学の基礎(3)
- 量子力学の基礎(4)
- 応用例:一次元井戸型ポテンシャル
- 応用例:水素原子(1)
- 応用例:水素原子(2)
- 電子スピン(1)
- 電子スピン(2)
- 同種粒子多粒子系
- 多電子原子
教科書
教科書はいくつかの候補の中から話し合いにより選択する.一例を下に示す.
工学系 量子力学
著者: 椎木一夫
出版社: 裳華房/2003
工学基礎 量子力学
著者: 森敏彦,妹尾允史
出版社: 共立出版/2000年
基礎からの量子力学
著者: 上村洸,山本貴博
出版社: 裳華房・2013年
参考書
書籍情報はありません。