光通信工学
理工学部 - 情報理工学科
SIC65300
コース情報
担当教員: 高橋 浩
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
中間試験
授業期間中
小テスト等
詳細情報
概要
現代の情報化社会では,あらゆる情報機器が「通信ネットワーク」を通じてつながって機能している。そこを流れるデジタルデータを運ぶ重要な役割を持っているのが「光ファイバ通信」である。本講義では,光ファイバ通信システムの構成,使用される光部品,デジタルデータ伝送の仕組みなどを学ぶ。 通信・電話会社,および通信機器メーカー,コンピュータネットワーク関係の企業で働くために必須の内容である。 情報理工学科のカリキュラム・ポリシーの3「情報通信技術に関するソフトウェアおよびハードウェアについて,システムの構成要素からそれらの統合に至る幅広い技術分野を網羅する複数の基礎的科目を通じて,通信システム全体を把握した上で専門的な技術を学び,情報通信技術者に必要な基礎を修得させる」科目に相当する。
目標
理工学系の専門教養としての通信システムに関する基礎知識を身につけることを目標とする。具体的には,光通信を実現するために用いられている数学,物理,信号処理,電子デバイス,光部品の動作原理を理解し,将来通信・情報分野で活躍できる人材として最低限必要な知識を習得することを目標とする。 情報理工学科のディプロマ・ポリシー3「情報通信に関する基礎技術を理解し,情報通信技術の発展にかかわる諸課題を主体的に解決できる能力」に対応する。
授業外の学習
本講義は基本的には予習を必要としない。復習に力を入れて学習することが望ましい。講義中に学んだこと思い出しながら配布資料を丁寧に読み返し,要点をノートに整理すること。資料の読み返しに講義時間と同等の100分,ノート作成に90分,合計190分程度必要である。
所要時間: 190分
スケジュール
- 通信の基礎と光通信網
- 光ファイバ
- 半導体レーザ
- フォトダイオード
- 光増幅器
- 雑音と通信限界
- 中間試験
- 波長多重伝送
- 光スイッチ
- 多値変調と偏波多重
- 光変調器
- コヒーレント受信
- 最新の光通信システム
- まとめ
教科書
オリジナルのテキストを配布する
参考書
書籍情報はありません。