情報システム工学
理工学部 - 情報理工学科
SIC62100
コース情報
担当教員: 川端 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 月3
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
定期試験
定期試験期間中
その他
何回か授業時間に演習を行い授業時間内で提出するものがある.これはレポートの30%の評価に含む. 講義中の私語は減点とする.
詳細情報
概要
社会と産業に寄与する情報システムの概要と構成技術を総合的に学ぶ.情報システムの目的と定義,情報システムの種類,情報システムの形態,情報システムの処理単位,情報システムの構成要素,情報システムの機能とその評価,情報システムの性能とその測定・評価,情報システムの開発形態などを順次講述する. 毎回,リアクションペーパをMoodleで提出してもらいます. また,課題の演習を授業中,または,自宅で行いMoodleで提出してもらいます. この講義は,情報理工学科のカリキュラムポリシーの4「社会に存在する情報をコンテンツとして生成・活用・蓄積・流通させることに関連する諸技術を体系的に理解するため,工学的基礎的科目から社会学的視点も取り入れた応用科目を通じて,最先端情報技術の利活用と創出を担う人材育成に必要な能力を修得させる」科目に相当する.
目標
講義スケジュールに示す通り,情報システムを構成する基礎的な技術や概念,開発と運用の考え方を身につける. 情報理工学科のディプロマポリシーの4に掲げる「IoT,人工知能,データベース,ソフトウェア工学等の情報の生成・活用・蓄積・流通に関わる基礎技術を理解し,最先端情報技術を利活用・創出できる能力」を身につける.
授業外の学習
【予習】(60分) ・講義資料をダウンロードし内容に目を通す(30分). ・不明な語句について調べ,疑問点を把握しておく(30分). 【復習】(130分) ・講義資料を用いて授業の内容を復習し要約を作成する(60分). ・演習問題・小テストに取り組む(60分). ・リアクションペーパに解答する(10分).
所要時間: 190分
スケジュール
- 以下を予定しているが,進度により前後する場合がある. 情報システムの概観 情報システムの種類:社会システム,商業システム,公共システム,経営システム,産業システムなど
- 情報システムの構成要素:入出力機器と数値データ,画像データ,音声データ
- 情報システムの構成要素:入出力機器とバーコード,QRコード,認識
- 情報システムのコンピュータ構成: CPU,主記憶装置 集中処理,分散処理,クライアントサーバ
- 情報システムのコンピュータ構成:クラウドコンピューティング 情報システムの処理:トランザクション,セッション
- 情報システムの処理:プロセス,タスク,スレッド
- 情報システムの処理:プロセスの状態遷移図,プロセススケジューリング
- 情報システムの処理:ジョブ・プログラム,リエントラント
- 状態遷移図の概念,表記法
- 情報システムの構成要素:データベース,アクセス権
- 情報システムの性能
- 情報システムの信頼性
- 情報システムの開発工程:要求分析,設計,実装 決済システム
- まとめ
教科書
Moodleで講義資料を配付する.
指定なし
参考書
IT Text 情報システムの分析と設計
著者: 伊藤潔,明神知,冨士隆,川端亮,熊谷敏,藤井拓
出版社: オーム社 2022年