信号基礎論

理工学部 - 情報理工学科

SIC61600

コース情報

担当教員: 小川 将克

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

70%

小テスト等

30%

その他

小テストを開始した後に入室した場合は,小テストを受けることができない.

0%

詳細情報

概要

インターネットや移動通信など,あらゆる情報通信システムを支える基礎理論について理解を深める.本講義では,通信モデルに関わる情報量の定義,符号化,誤り検出,信号分析に関わるフーリエ変換,相関とスペクトル密度,更にシャノンの通信容量などの情報通信の基礎理論について解説する. 「フーリエ・ラプラス解析」の講義内容を理解していることが望ましい. 情報理工学科のカリキュラムポリシー3に掲げる「通信システム全体を把握した上で専門的な技術を学び,情報通信技術者に必要な基礎を修得させる」科目に相当する.

目標

インターネットや移動通信など,あらゆる情報通信システムを支える基礎理論について理解を深める. ・シャノンの通信モデルから情報源符号化と伝送路符号化を理解し,情報が伝わる仕組みが表現できるようになる. ・フーリエ変換から周波数の概念を理解し,周波数分析ができるようになる. ・シャノンの通信容量を理解し,通信容量の限界を算出することができるようになる. 情報理工学科のディプロマポリシー3に掲げる「情報通信技術の発展にかかわる諸課題を主体的に解決できる能力」の習得を目標とする.

授業外の学習

【予習】配布資料を読み,内容を理解する.専門用語について調べる(90分) 【復習】授業で取り上げた題材を復習して,理解を深める.特に,授業中に実施する演習を理解する(100分)

所要時間: 授業1回あたり190分

スケジュール

  1. ディジタル通信の概要 以下は予定であり,講義の進捗状況により各テーマの回数は変更することがある
  2. 情報量,エントロピー
  3. 条件付きエントロピー
  4. 通信路容量
  5. 符号化とShannonの定理
  6. 誤り検出と誤り訂正符号
  7. フーリエ級数展開
  8. フーリエ変換
  9. フィルタ
  10. 標本化定理
  11. 相関関数
  12. 電力スペクトル密度
  13. 連続的情報源のエントロピー
  14. Shannonの通信容量

教科書

特定のテキストは指定せず,講義資料をMoodleで配布する

    参考書

    書籍情報はありません。

    © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.