卒業研究II
理工学部 - 情報理工学科
SIC40241
コース情報
担当教員: 亀田 裕介
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
その他
総合評価(平常点と卒業論文内容)
100%
詳細情報
概要
この科目は情報理工学科のカリキュラムポリシーの2「人間における脳や神経活動,感覚情報など,人間を理解するための科目から,人間の体や活動の計測,福祉や教育への応用も視野に入れた科目を通じて,科学的側面と工学的側面の両方を学び,学際・融合的な知識を修得させる」科目に相当する。 この科目及び「卒業研究I」の両科目により研究を遂行し,完了後は卒業論文としてまとめて論文審査を受ける。充分かつ高度な研究を行うためには,時間表に記されている時間だけでは不十分であり,空き時間も積極的に利用する研究室中心の生活が基本となる。履修者間や教員との討論や議論などを通じて,卒業研究に関連する学習や研究報告を実施する。画像処理工学を履修していることが望ましい。
目標
情報理工学科のディプロマポリシー2に掲げる「脳や神経,身体,感覚・認知・言語など,人間そのものに関わる情報処理,および,人間支援・教育支援など,人間の活動に関わる情報処理を理解し,人間に関わるあらゆる側面に対応できる能力」を身に着ける。 研究を遂行し,研究成果を卒業論文および要旨としてまとめ,研究発表を行う過程を通して研究分野の学識を深めることを目標とする。
授業外の学習
研究報告や学習内容の発表等に際して十分な準備(3時間以上)と指摘事項の修正(1時間以上)をする。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。 卒業論文作成のための基礎的な事柄の確認を行う。
- 研究対象として挙げたテーマに対して公表されている研究の成果の理解に努める。
- 卒業研究の研究目的を検討し,適合した適合した研究手法を選定する。
- 研究手法の適性を検討するための実験,シミュレーション等を進める。
- 研究手法の適性を検討するための実験,シミュレーション等について図,表,グラフなどの整理を行う。
- 実験,シミュレーション等の整理された結果に基づいて考案された手法の妥当性,有効性について検討を進める。
- 研究進捗状況について発表して議論する。
- 調査及び実験を継続するとともに,卒業論文の作成に取り掛かる。
- 卒業論文のまえがきとして,研究分野の背景と既存手法の問題点などについて記載する。また,研究目的とそれに適合した研究手法および必要な実験,シミュレーション等について述べる。
- 研究手法の研究目的に対する妥当性を検証するための実験,シミュレーション結果等を記載する。
- 研究手法を検証するための実験,シミュレーション等の結果と既存の手法との比較検討について記載する。卒業論文要旨を作成し,中間発表で議論する。
- 研究目的の適合した研究手法について詳細な説明を記載する。
- 卒業論文のまとめとして,研究によって導き出された研究手法の有効性や新しく導かれた知見や今後の展望について記載し,卒業論文本文について発表し議論する。
- 論文審査の際に用いる口頭説明資料を作成し,発表練習および議論によって資料を改善する。
- 卒業研究発表会で発表する。研究データのまとめと保管を実施し,次年度に引き継ぐ。
教科書
各種文献を授業で指定する。
参考書
書籍情報はありません。