卒業研究I

概要

毎回の講義時間に少人数によるテキストセミナーを行い,主に生物・生態学に関する数学モデルに関連するさなまざな分野の基礎的文献を講読して,この分野における基礎的知識を学ぶ。各自の担当部分を予習して,ホワイトボードの前で他のセミナー参加者に内容を説明する。 この科目は,情報理工学科のカリキュラムマポリシー5「全ての情報分野における基礎的理論を理解するため,数学の基礎科目を通じて,最低限の知識を学生全員に身に付けさせる。また大学院において数学を研究することをめざす学生が専門的な現代数学科目を通じてその知識を修得させる。」に対応している。

目標

情報理工学科のディプロマポリシー5「情報科学を含むすべての現代科学の理解に不可欠な数学の知識を学び,現代社会の情報技術におけるさまざまな問題を主体的に解決する能力」を身に着ける事を卒業研究の目標とする。より具体的には,自然科学・社会科学のさまざまな問題を解析するために必要となる数理モデルに関して,基礎的知識を身に着けさせる。後期の卒業研究IIにおいて卒業論文を完成させる事が最終目標であるため,卒業研究Iではそれを可能にするための知識を身に着ける事が到達目標となる。

授業外の学習

毎回のテキストセミナーでの発表を遂行するために,テキストの予習をしてノート等にまとめる。またテキストセミナー後はその反省を行い,セミナー中に解決できなかった問題に対して考察してその答えを見つける。実験系の卒業研究と比較すると研究室自体での実拘束時間は短いが,その分授業時間外での予習・復習にさかれる時間は長い。ほぼ毎日2時間以上の予習・復習が必要である。

所要時間: 毎週のゼミでの発表を行うために,少なくとも毎日1時間,毎週7時間の事前準備が必要である。