電磁材料科学

理工学部 - 機能創造理工学科

SEA66900

コース情報

担当教員: 坂間 弘

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

30%

授業参加

0%

レポート

50%

その他

レポートは2回課す。 毎回1名ずつ10-15分程度,本科目の内容に関する発表を行う。発表者には最高で20点を成績に加算する。ただし,受講者が12名を越えた場合は希望者のみとする。

20%

詳細情報

概要

歴史的に誘電体の最も重要な使途はコンデンサーであるが,誘電体の用途はそれだけではない。圧電体,焦電体やそれらを使った,アクチュエーター,センサー,モーター,圧電トランス,高周波フィルターなどがある。最近は,電子マネーとして使われるFeRAMも注目されている。磁性体としては,磁石が最も有名であるが,磁性体はハードディスク,ソレノイド,トランス,電磁シールド材などにも応用されている。 応用上重要な誘電体と磁性体を,特に記録メディアへの応用に焦点をあてて解説する。アクティブラーニングの方法は発表である。

目標

誘電体,磁性体の特徴,性質,用途などについて理解する。電磁材料の知見を得ることで,ディプロマ・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,専門知識を用いて人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる人材」を育成する。

授業外の学習

毎回の授業において,資料(パワーポイントファイルなど)を事前にMoodleで提供する。 (予習) ・提供された資料を見てどのような内容であるか大まかに把握し,不明な箇所を書籍等で調べてある程度理解できるようにしておく(60分) (復習) ・資料を利用し,講義内容を完全に理解するまで復習する(130 分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 電磁材料とは何か
  2. 誘電体の種類
  3. 記録メディアとしての誘電体
  4. 強誘電性の由来
  5. 圧電体と焦電体
  6. 特殊な誘電体の応用1:FeRAMなど
  7. 特殊な誘電体の応用2:アクチュエーター,センサーなど
  8. 磁性体の種類
  9. 強磁性と常磁性
  10. 軟磁性と硬磁性
  11. ハードディスクの構造
  12. 垂直磁気記録
  13. 特殊な磁性体の応用:MRAMなど
  14. まとめ

教科書

moodleで配布する

    参考書

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