量子力学３

概要

前半は量子力学２に引き続き,中心力ポテンシャルによる散乱問題,摂動論を中心に量子力学の発展的内容を講義する。後半では特殊相対性理論を導入後,相対論的量子力学に関する基礎的な講義をする。特にシュレディンガー方程式を相対論化する際の困難とその解決法を学ぶ。 ※ 量子力学1,２程度の知識,計算能力があることが望ましいが,量子力学1,２の単位を取得は必須としない。 これらはカリキュラムポリシーの「学科専門科目の講義を通して「物質の理解と材料・デバイスの創生」の切り口で実社会において物理学を駆使して応用・展開する学際的な力を修得させる」に基づく。 レポートについては,Loyola 「レポート管理」にて課題を掲出するため,指定日までにレポート管理画面より提出すること 。

目標

前半の内容に関しては,量子力学の種々の応用問題に対応できるよう散乱問題や摂動論を通して基礎的学力を身に付ける。後半では,相対論的量子力学の成功と困難を理解し,場の量子論の理解にスムーズにつなげるようにする。 これらはディプロマポリシーの「物質の理解と材料・デバイスの創生の切り口で物理学を学ぶことにより独創的技術の開発に貢献する能力」に基づく。

授業外の学習

講義ノートの該当箇所の予習を行う。(90分/回) 授業では板書で逐一計算を追う時間がないため,授業中で指示された確認問題を通して授業の復習を行う。(100分/回)

所要時間: 授業1回あたり予習90分,復習100分以上