福祉・人間工学
理工学部 - 機能創造理工学科
SEA64900
コース情報
担当教員: 久森 紀之
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
中間試験
授業期間中
その他
中間試験は2回の割合:各10%
詳細情報
概要
人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計し,実際のデザインに活かす学問について講義する.福祉や介護の現場に人間工学的知見や分析手法をどう活かすか,どう活かされているかといった実際の事柄を交えながら講義する.人々が正しく効率的に動けるように周囲の人的・物的環境を整えて,事故・ミスを可能な限り少なくするためのヒューマンファクターの範囲も含む.人間が関わる全てのものに影響を与える工学的要素に加えて,人間の物理的な形状や動作などの身体的特徴,生理的な反応や変化などの生理学的側面からもアプローチする. また,モノづくりやシステム,創造する機械や機器,装置などの構成やメカニズムの検討や考察を行います.したがって,機械工学などの基礎知識を必要とする場合があります. これらを通して学生が当該分野の学識を深めることを目的とする. 加えて,カリキュラム・ポリシーである機械工学の学問体系と,物質の理解と材料・デバイスの創成および,ものづくりとシステムの創造というキーテーマを融合した知識を身につけ,社会に貢献する能力の養成を目的とする. ・授業の初回ガイダンスと,中間試験(2回)は対面,オンデマンド授業1回,それ以外の授業はオンライン・オンタイムのZOOMを使用した同時双方向型授業で実施する. ・オンライン・オンタイムのZOOMの授業で使用する教材や配布資料などは全てMoodleで提供(講義前日9:00からオープン予定)する. ・初回授業については,対面で実施するが,ガイダンス資料などは1週間前を目途にMoodleより提供する. ・中間試験(2回)については,対面で実施する.実施方法などは,Moodleで通知する. 但し,状況によってはオンデマンド型に変更することがあるので,その際にはMoodleを基本とし,必要に応じてロヨラ等でも通知する. ・課題やその他トピックスなどのフィードバックは,翌週の授業トピック(前日9:00オープン予定)としてMoodleに掲示する. ・授業や課題に対する質問などは,メールおよびMoodleのチャットにて随時対応するので,遠慮なく連絡してください.但し,返信に時間を要することもあるので,課題に取り組む時期(提出期限)は十分に考慮すること. ・対面で行う中間試験については,4時限の講義時間で行い,実施方法などはオンライン・オンタイムのZOOMと同様にMoodleで掲示する. ・以上のように,教材提供や資料の掲示,課題提出にはMoodle を使用するので,授業受講にあたってはMoodleでコースの登録を済ませておくこと. ・課題についても,毎回の授業時にMoodle を更新するので確認してください. ・毎回の講義に関する課題の提出は,同週の土曜日23:59:00とします. ・その他,別途に課するレポートなどがある場合には,2週間程度の期間を設けます. アクティブ・ラーニングとして,PBL(課題解決型学習),反転授業(知識習得の要素を授業外に済ませ,知識確認等の要素を教室で行う授業形態)およびプレゼンテーション,フィールドワークなども実践する.
目標
(1)福祉や介護の現場に,人間工学的知見が工学を通してどのように活かされているかを理解すること. (2)このことは,ディプロマ・ポリシーである科学・技術に関する確固たる基礎知識を持ち,新たな物理的価値観を獲得すること. (3)機能の創造に繋がる独創的技術の開発に貢献できる人材育成の基礎とし,自身の創造をより高いレベルに位置付けるために役立てること.
授業外の学習
福祉や介護の現場に,人間工学的知見が工学を通してどのように活かされているかを,工学・機械的理論,機能やメカニズムをキーワードとして意識しながら学習に努めること. (1)授業のキーワードや課題についての調査や取り組み等に2~3時間程度要する. (2)講義で得た知識を体系化するための整理に1時間程度確保すること.
所要時間: 190分以上
スケジュール
- はじめに(講義の狙い):対面 ーガイダンスー 以下は予定であり,講義の進捗状況により各テーマの回数は変更することがある.
- 福祉工学:同時双方向型のZOOM -人間科学と福祉-
- 福祉機器:同時双方向型のZOOM -車いすを例に-
- 福祉機器:同時双方向型のZOOM ー安全について考えるー
- 人間科学:同時双方向型のZOOM -経験からなる機器の設計-
- ユニバーサルデザイン(1):同時双方向型のZOOM -身近なユニバーサルデザイン-
- ユニバーサルデザイン(2):同時双方向型のZOOM -万能ではないユニバーサルデザイン-
- 中間試験(1):対面 -福祉工学-
- 人間工学:同時双方向型のZOOM -人間工学とは-
- 人間工学:同時双方向型のZOOM -身の回りの人間工学-
- スポーツや健康から見た人間医工学:同時双方向型のZOOM
- 安全と安心:オンデマンド型
- 中間試験(2):対面 ー人間工学ー
- まとめ:これからの福祉・人間・環境を考える:同時双方向型のZOOM -ヒト,エネルギー,環境,知識の体系化ー
教科書
特になし.その都度Moodleにて資料を提供する.
参考書
書籍情報はありません。