機械システム設計演習II*
理工学部 - 機能創造理工学科
SEA51300
コース情報
担当教員: 渡邉 摩理子
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金3, 金4
形式: 対面授業
レベル: 300
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
30%
レポート
50%
詳細情報
概要
容積形水力機械である歯車ポンプの設計,製図を通して,機械設計のプロセス,機械設計法及び3次元CADシステムを用いた製図法を実践的に学ぶ.具体的には,歯車ポンプの概要,設計手順,設計手法に関する講義に加え,受講者それぞれが与えられた設計課題に対して,流体力学,材料力学などを基盤とした設計計算及び3次元CADシステムによる製図を行う.カリキュラム・ポリシーに基づき,「エネルギーの創出と利用」,「ものづくりとシステムの創造」に関連した機械工学の知識を機械設計に応用する力を修得させる.また,本科目は,PCにて各⾃で課題を⾏って頂く実習形式のアクティブ・ラーニングを取り⼊れている.
目標
(1) 歯車ポンプを対象とした設計課題に取り組むことで,実践的な機械設計法を習得する. (2) 3次元CADシステムを用いた図面作成を行い,製図に習熟する. (3)ディプロマ・ポリシーに基づき,「エネルギーの創出と利用」,「ものづくりとシステムの創造」に関連した機械設計法を学び,機械工学分野の技術開発に貢献する能力を修得することを目標とする.
授業外の学習
講義時間内に与えられる課題を行うこと(1時間/回) 設計計算書を作成すること(授業期間を通して4時間) 図面を作成すること(授業期間を通して10時間)
所要時間: 2時間
スケジュール
- ガイダンス,諸元の検討 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により変更されることがある.
- 歯車の設計
- ギヤケース,カバーの設計
- スケルトンモデリング(1) 歯車,軸
- スケルトンモデリング(2) ケース,カバー
- 設計計算書およびスケルトンモデルの確認
- 部品モデルの作成(1) ケース,歯車
- 部品モデルの作成(2) 軸,カバー,他
- 応力解析(1) ギヤケース
- 応力解析(2) 歯部の曲げ
- 応力解析(3) 軸
- 二次元図面作成(1) 歯車,軸等
- 二次元図面作成(2) ケーシング等
- 最終設計計算書のまとめ及び提出
教科書
使用しない
参考書
Pro/ENGINEERによる実践3次元CADテキスト Wildfire4.0対応
著者: 上智大学設計製図教育委員会
出版社: 日刊工業新聞社・2010年