機械システム設計演習I*

理工学部 - 機能創造理工学科

SEA50300

コース情報

担当教員: 竹原 昭一郎

単位数: 1

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木3, 木4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

中間試験

授業期間中

20%

小テスト等

40%

その他

図面の提出

20%

詳細情報

概要

本講義は,カリキュラムポリシーに示されているように,社会に貢献する能力の養成を目指している.機械工学を体系的に理解することの一環とし,機械工学における各科目と実験で得た知識を前提として,実際の機械設計において要となる設計図面を作成する方法をアクティブラーニングとして学習する.図学に基づいた立体物の2次元での表現方法,描画方法について学び,第3角法による2次元図面の読み取りと手書きでの製図の演習を行う.また,機械設計に必要不可欠な寸法公差・幾何公差・はめ合い・表面粗さについて理解し,2次元図面での指定方法を演習する.さらに3次元CADシステムを用いて単純な機械部品をスケッチからモデリングし,2次元図面作成を行う.応用として市販機械部品の寸法測定と観察から3次元CADを用いて形状をモデリングし2次元図面作成まで行うリバースエンジニアリング手法についても学習する. 各講義項目毎に理解度の確認を行う. カリキュラムポリシーにある「ものづくりとシステムの創造」を深く修得させる.

目標

ディプロマ・ポリシーにある科学・技術の諸問題を幅広い視野から解決する基礎的な能力として,2次元図面の読み取りと製図,3次元CADシステムの理解とそれを用いた3Dモデリングおよび2次元図面作成の能力を習得させる.比較的簡単な機械部品のリバースエンジニアリングを通して機械の寸法や形状の工夫について理解する.

授業外の学習

毎回の授業後は以下の学習(合計140分)を行うことが求められる. ・授業資料を用いて内容を復習する(40分) ・再提出になった図面の作成(100分)

所要時間: 140分

スケジュール

  1. 図学の基本:立体物を2次元の図として表現する方法論 図学に基づいた立体物の2次元図描画演習1:中心投影,平行投影-立体図(手書き) 手書き図の理解度確認ミニテスト
  2. 図学に基づいた立体物の2次元図描画演習2:多面投影-第3角法(手書き) 第3角法手書き図面の理解度確認ミニテスト
  3. 幾何公差,寸法公差 公差の理解度確認ミニテスト はめ合いの種類 4. 表面粗さ / 主な加工方法と表面性状 5. 公差とはめ合いの認識演習 (テクノセンター加工品を使用) 6. 表面粗さ・はめ合いの理解度確認ミニテスト
  4. 次元図面の基本,2次元図面の読み方 ねじ,加工法等の指示方法 手書き2次元図面確認テスト
  5. 次元CADシステムの基礎(機械システム設計の基礎を未履修の学生も想定) CREOの操作:ファイル,ワーキングディレクトリ,保存,マウス操作 3次元CAD演習1:スケッチ,押し出し 4. 3次元CAD演習2:カット,穴,ラウンド,面取り,アセンブリ 5. CREO操作理解度確認ミニテスト
  6. 図面作成演習1
  7. 図面作成演習2
  8. モデリング図面作成演習3 計画図作成
  9. 計画図および部品図作成
  10. 図面作成テスト
  11. リバースエンジニアリングの意味と方法(分解用工具の使用方法) 測定機器を用いた寸法測定方法と測定演習(ノギス,マイクロメータ,パス,角度測定)
  12. リバースエンジニアリング演習 1:測定と手書きスケッチ
  13. リバースエンジニアリング演習2:3Dモデリング→2次元図面を作成
  14. まとめ

教科書

講義の初回で指示します.

    参考書

    書籍情報はありません。

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