卒業研究I
理工学部 - 機能創造理工学科
SEA40120
コース情報
担当教員: 黒江 晴彦
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木1
形式: 対面授業
レベル: 400
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
その他
卒業研究は学生実験の延長ではない。ゼミは単なる授業ではなく,全員がそろって成立するものである。万が一にも休む場合には,責任を持って事前に代替日を調整すること。研究室の活動への参加状況を加味して評価する。
詳細情報
概要
ディプロマ・ポリシー「学修した内容を理論・技術的に応用展開する能力の修得」のための講義である。 この能力の修得を目的として,カリキュラム・ポリシーにもある「先端分野の理解」「研究者としての素養の修得」を目指し,少人数教育体制のもと,物性物理学の研究を行う。 基礎知識の確認のために教科書の内容のプレゼンテーションを行い,研究者としての素養を確認するために定期的な成果報告のプレゼンテーションを行う。
目標
基礎的学力を含む研究遂行能力と研究に対する心構えを取得する事と,日常の研究活動を,集中して・効率よく・的確に実践できるようになる事が,この授業の目標である。 そのため,輪読の担当者は黒板を使いながら,教科書で行われている計算を淀みなく実行し,その上で,その計算の物理的な意味を明快に説明する事が求められる。その他の者は,この一週間の成果を,指導教官と他の研究室メンバーに,明快に説明する事が求められる。
授業外の学習
28 時間/週を目安として,事前に設定されたコアタイム及び準コアタイムに,研究室や実験室で輪読の準備・輪読の復習・成果報告の準備のため の研究に励むこと。上記の内容は研究の進行具合を加味して教員が指示する。必要に応じて,コアタイム外・土曜日・日曜日に研究室に立入る事も認める。
所要時間: 1,680 分
スケジュール
- ・「Periodic Array of Atoms」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Fundamental Types of Lattices」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Index System for Crystal Planes」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Diffraction of Waves by Crystals」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Scattered Wave Amplitude」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Brillouin Zones」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・Fourier Analysis of the Basis」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Vibrations of Crystals with Monatomic Basis」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Two Atoms per Primitive Basis」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Quantization of Elastic Waves」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Phonon Momentum」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Inelastic Scattering by Phonons」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Phonon Heat Capacity」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Anharmonic Crystal Interactions」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
- ・「Thermal Conductivity」の章を輪読。(終了しなかった場合には適宜補講を行う) ・今週の成果報告。
教科書
英文教科書は当方で支給する。希望者は日本語版を自分で準備しても良い。
Introduction to Solid State Physics
著者: Charles Kittel
出版社: Wiley・2005
参考書
指導教員の指示に従う