<理工共通>電力工学設計および製図*

理工学部 - 理工学部共通科目(08年次以降)

SCT82300

コース情報

担当教員: 阿曽 俊幸

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火5, 火6

形式: 対面授業

レベル: 300

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

70%

小テスト等

30%

詳細情報

概要

電力機器として使用される電力機器(特に発電機に代表される回転電機)の 設計に対し技術者としてのアプローチの仕方や実際の設計方法を実例を基に学ぶ。特に交流と直流に関する違いを明確にし知識を深める。又,実際の物作りに使用される製図手方等についても知識を深める。 尚,講義は基本的には,対面授業にて実施予定ですが,大学の方針により,オンライン授業となった場合は,ZOOMにて実施します。

目標

交流・直流の違いに基づく,電力機器の基本を理解する。

授業外の学習

授業で配布する資料に基づいて,内容を次回までに理解しておく事。(配布する資料は,毎回とは限らない) 教科書の内容を一読しておく事。

所要時間: 3.5

スケジュール

  1. 総論; 小生の担当している水車発電機の設計と特徴・歴史について講義する。
  2. 電気材料と使用及び定格; 回転電機の電気設計の全体フローと設計書の心得について考察する
  3. 電機子鉄心寸法の決定; 回転電機の出力方程式及び電気装荷・磁気装荷について学ぶ
  4. 誘導起電力と電機子巻線の設計法; 誘導起電力の種類とその計算法。分布係数・鍛接係数等について学ぶ
  5. 巻線及び絶縁; 回転電機の最重要部品である電気子巻線の種類・形状・接続方法等について学ぶ
  6. 温度上昇の計算; 放射,対流及び伝導による熱の発散等について学ぶ。伝導と伝達の違い・合成など。
  7. 冷却方式及び保護方式; 回転電機の発生熱量の流れと通風冷却等について学ぶ。又,保護について学ぶ。
  8. 磁気回路と界磁電流; 電界の諸元と磁界の諸元の比較・対照等について学ぶ。
  9. 効率及び損失; 回転電機の熱量の発生源である損失とは何か?
  10. 漏れリアクタンス及び電気特性; リアクタンスの概念,漏れリアクタンス・直軸・横軸等について学ぶ。
  11. 水車発電機の電気設計例1; 実際の機器の電気計算計事例を通し,電気設計とは?を学ぶ。
  12. 機械設計; 回転機の機械設計として,応力・ひずみ・降伏点・安全率等について学ぶ。
  13. 製図の基本,製図の応用; 製図に基本(一角法・三角法)や製図のルール(規格)について学ぶ
  14. 授業の纏め

教科書

電気学会,設計概論をベースに独自資料で補足講義。

  • 電機設計概論[4版改訂]

    著者: 電気学会大学講座

    出版社: 電気学会

参考書

書籍情報はありません。

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