<理工共通>代数学I(群論)

理工学部 - 情報理工学科

SCT69100

コース情報

担当教員: 五味 靖

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

リアクションペーパー

30%

定期試験

定期試験期間中

40%

中間試験

授業期間中

30%

詳細情報

概要

群論とはある1つの演算を通して数学的対象を考察する学問であり,代数系において最も基本となるものである。この講義では群論の基礎について学ぶ。内容は群の定義・部分群・正規部分群・群準同型・群の作用などである。 この講義は各学科のカリキュラムポリシーの以下の項目に相当する科目である。 物質生命理工学科 「1.理工共通科目Ⅰ群科目を通して,自然科学分野の基礎を理解し,科学技術に対する安全・倫理観を修得させる。」 機能創造理工学科 「2.理工共通科目Ⅰ群を通して,科学・技術の諸問題に対応する幅広い能力を養成するため,物理学,化学,生物学など自然科学全般,および数学,情報学など理工学の基礎を修得させる。」 情報理工学科 「5.全ての情報分野における基礎的理論を理解するため,数学の基礎科目を通じて,最低限の知識を学生全員に身に付けさせる。また大学院において数学を研究することをめざす学生が専門的な現代数学科目を通じてその知識を修得させる。」

目標

群の基本的な概念を理解し,対称群や2面体群,一般線型群などの基本的な群に親しむ。 また,準同型定理や群の作用について理解する。

授業外の学習

【予習】(50分程度) 教科書やMoodleに用意された講義資料に目を通しておく。内容を把握し,重要語句,疑問点を整理しておく。 【復習】(150分程度) ・講義資料を用いて授業の内容を復習する。 ・教科書や講義資料の演習問題を解く。 ・レポート課題に取り組む。

所要時間: 200分程度

スケジュール

  1. 対称性と群 (以下は予定であり,授業の進捗状況により各回のテーマを変更することがあり得る。)
  2. 群の定義
  3. 対称群
  4. 合同変換群
  5. 二面体群・多面体群
  6. 部分群
  7. 剰余類
  8. 中間試験
  9. 正規部分群
  10. 準同型
  11. 準同型の像と核
  12. 準同型定理
  13. 群の作用・軌道
  14. 軌道の数え上げ定理

教科書

テキストは指定しない。

    参考書

    • 群論への30講

      著者: 志賀 浩二

      出版社: 朝倉書店・1989

    • 群論

      著者: 榎本 直也

      出版社: 日本評論社 ・2022

    • 代数入門

      著者: 堀田良之

      出版社: 裳華房・1987

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