<理工共通>熱力学

理工学部 - 機能創造理工学科

SCT68300

コース情報

担当教員: 足立 匡

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水2

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

レポート

10%

定期試験

定期試験期間中

50%

中間試験

授業期間中

40%

詳細情報

概要

熱力学は,熱的な現象を巨視的(マクロ)な視点から取り扱う学問である。第一法則(エネルギー保存則)と第二法則(エントロピー増大の原理)に基礎を置く熱力学の理論の基礎を理解し,種々の熱力学ポテンシャルの使い方を身につけることを目指す。この科目の学修を通して物理学の体系的な理解を目指すとともに,科学・技術の諸問題を幅広い視野,国際的視野から解決する基礎的な能力を修得する。

目標

・熱力学の基礎事項を理解する。 ・熱力学の恒等式やマクスウェルの関係式を使いこなして,具体的な問題が解けるようになる。 ・多様化する現代社会の抱える科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する能力を備え,科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材となる。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回80分程度)。 ・講義の内容を理解するために,参考書等で予習を行う。 【復習】(所要時間:各回110分程度) ・講義の内容を理解するために,参考書とノートなどを用いて復習を行う。また,数回配布される演習問題に取り組み,講義内容の理解を深める。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 基本的概念 -熱力学とは何か-
  2. 基本的概念 -熱力学の第一法則-
  3. 基本的概念 -熱力学の第二法則-
  4. 平衡の条件 -基本方程式-
  5. 平衡の条件 -状態方程式-
  6. 熱力学の構造の数学的まとめ -Eulerの関係式-
  7. 熱力学の構造の数学的まとめ -Gibbs-Duhemの関係式-
  8. 中間試験
  9. 過程と熱力学エンジン -可逆過程と不可逆過程-
  10. 過程と熱力学エンジン -熱力学エンジン-
  11. 過程と熱力学エンジン -カルノーサイクル-
  12. ルジャンドル変換と極値原理 -ルジャンドル変換-
  13. ルジャンドル変換と極値原理 -熱力学ポテンシャル-
  14. ルジャンドル変換と極値原理 -ポテンシャル最小の原理-

教科書

独自の講義ノート

  • 熱力学および統計物理入門(上)第2版

    著者: H. B. キャレン

    出版社: 吉岡書店

参考書

  • 熱力学 エントロピーを理解するために

    著者: 佐々木一夫

    出版社: 共立出版

  • 大学演習 熱学・統計力学

    著者: 久保亮五(編)

    出版社: 裳華房

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