<理工共通>情報通信工学の基礎
理工学部 - 情報理工学科
SCT67500
コース情報
担当教員: 高橋 浩
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
定期試験
定期試験期間中
中間試験
授業期間中
詳細情報
概要
携帯電話/スマートフォンを用いてwebページの閲覧やSNSの利用,SuicaやPasmoなどのICカードを用いて電車運賃や商品代金の自動支払いなど通信ネットワークを駆使して便利で効率的な社会が実現されている。 本講義ではこのシステムやサービスで用いられている様々な情報通信に関する技術(本学科カリキュラム・ポリシー3)の基本や通信ネットワーク全体の概要を学ぶ。さらに,省エネ社会,持続可能な社会を実現する上で,情報通信技術が果たしている役割についても簡単に紹介する。
目標
(1)情報の信号化や変調,暗号化など情報を伝えるための基礎原理を理解する。 (2)無線通信システム,光ファイバ通信のシステム,インターネットにおけるパケット転送,データの暗号化,誤り訂正の基本原理を理解する。 (3)無線LANやICカードなど,身近な情報通信技術の応用例を理解する。 (4)情報通信技術に様々な科学的,技術的知見が結集されていることを理解し,今後ディプロマポリシーに掲げる「情報通信技術の発展にかかわる諸課題を主体的に解決できる能力」を身につけるための専門科目を学ぶ準備としての基礎知識を得る。
授業外の学習
指定教科書を読み技術の概要を把握する。また,教科書に出てきた技術用語をネット検索し,実社会において技術がどのように用いられているのか,基礎知識を得ておく(予習所要時間60分)。 講義中に学んだこと思い出しながら講義資料を丁寧に読み返し,要点をノートに整理すること。(復習所要時間130分)
所要時間: 190分
スケジュール
- 講義の概要,デジタル情報の基礎
- 送信と受信の基本的なしくみ
- 基幹ネットワークと光ファイバ通信
- 携帯電話ネットワーク
- 身近なワイヤレス通信(無線LAN,Bluetooth,NFC)
- 無線LANの進化と次世代無線LAN
- インターネットのしくみ
- インターネット上のサービス
- 中間試験
- 通信の信頼性向上と符号化
- 通信内容の秘匿と暗号
- 身近な情報セキュリティ技術
- バーコード(QRコード)とRFID
- IoTとセンサネットワーク
教科書
指定の教科書および教員作成のオリジナル教材を使用する
はじめて学ぶ情報通信
著者: 和保孝夫 他
出版社: コロナ社, 2016年
参考書
書籍情報はありません。