<理工共通>アナログ電子回路
理工学部 - 理工学部共通科目(08年次以降)
SCT67410
コース情報
担当教員: 菊池 昭彦
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金2
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
リアクションペーパー
定期試験
定期試験期間中
小テスト等
その他
評価基準の割合はおよその目安である。
詳細情報
概要
アナログ電子回路とは,受動素子(抵抗・コイル・コンデンサ)と電源で構成される電気回路に,能動素子(ダイオード,トランジスタ,演算増幅器などの半導体素子)を加えた回路のことである。電子回路によって電気信号の整流,増幅,発振,変調,演算,制御などの多様な機能が実現され,家電製品やパソコン,自動車,ロボットなど,様々な製品に使用される現代社会の基本技術となっている。本講義では,電子回路の基礎を理解することを目的として,電気回路の基礎からはじめ,ダイオードやトランジスタの基礎特性と応用回路,非線形回路解析法,小信号等価回路,演算増幅器と応用回路などについて学ぶ。 電気電子工学系を志望する学生は,カリキュラムの都合で必修科目にはなっていないが,基礎科目なのでできるだけ受講することを推奨する。 理工学部のカリキュラム・ポリシー「科学・技術の諸問題を幅広い視野から解決する基礎的な能力」,及び機能創造理工学科のカリキュラム・ポリシー「新たな物理的価値観の獲得や機能の創造に貢献できる能力」の育成に資する基礎知識を提供する。
目標
ダイオードやトランジスタなどの電子回路素子を用いた基礎的な電子回路の解析や設計を行える能力を修得することを目標とする。 理工学部のディプロマ・ポリシーである「科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成」,機能創造理工学科のディプロマ・ポリシーである「科学・技術に関する確固たる基礎知識」と「物理学,機械工学,電気・電子工学の体系的学習」に資する能力の習得に該当する。
授業外の学習
2時間程度の予習と1時間程度の復習を行うこと。 【重要】文部科学省令「大学設置基準」では,講義・演習科目は「授業外の学習時間を45時間以上(約190分/回)必要とする」ことが前提となっているので,相応の時間外学習が必要であることを認識すること。
所要時間: 190分
スケジュール
- ガイダンス,電気回路の基礎
- ダイオードの基礎と応用回路
- 非線形回路の解析1(グラフ解析)
- 非線形回路の解析2(小信号解析)
- トランジスタの基礎(バイポーラトランジスタ)
- トランジスタの基礎(バイアス回路)
- 四端子回路網のパラメータ解析
- トランジスタの小信号等価回路(hパラメータ等価回路)
- 小信号等価回路の解析
- 電界効果トランジスタ
- トランジスタ応用回路
- 演算増幅器(オペアンプ)1
- 演算増幅器(オペアンプ)2
- 総合演習
教科書
講義資料はMoodleで配布するが,自習のためにテキストの購入を推奨する。
回路解析が身につく 電子回路入門
著者: 陶良,中林寛暁,関弘和
出版社: コロナ社・2014年
電子回路基礎ノート
著者: 末次正,堀尾喜彦
出版社: コロナ社・2011年
参考書
書籍情報はありません。