<理工共通>数学AII(線型空間論)
理工学部 - 情報理工学科
SCT67000
コース情報
担当教員: 中島 俊樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月3
形式: オンデマンド授業
レベル: 100
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
定期試験
定期試験期間中
その他
課題,レポートの点数に比して定期試験の点数が著しく低い場合,課題, レポートの点数は評価しない,もしくは大きく下げる。また,課題の提出状況が悪いものはテストの点数に関わらず不合格とする。
詳細情報
概要
春学期の数学AI(線型代数)の続論である。抽象的な線型空間を定義し,重要な例である 関数空間,数列空間などをとりあげ,線形写像,固有値問題,ジョルダン標準形,線型微分方程式, 内積空間,正規直交化への応用などを学ぶ。理工学部カリキュラムポリシー 「学生が共通に履修すべき講義中心の理工学部共通科目Ⅰ群,Ⅱ群により,科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力を修得させる。」 に相当する。オンデマンドで実施する。授業に関する情報はMoodleで提供されるので必ずMoodle コース「数学AII(線型空間論)2024」に登録すること。
目標
線型構造の理解。特に,数ベクトルに限らず一般的な線型空間,数列空間や関数空間の取扱いが自然にできることを目標とする。 理工学部ディプロマポリシー 「本学部は,キリスト教ヒューマニズム精神を理解した上で,多様化する現代社会の抱える科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する能力を備えるとともに,高い想像性ならびに創造性に根差した独創的な研究を推進し,科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成を目的として,学生が卒業時に身につけているべき能力や知識を次のように定めています。卒業要件を満たせば,これらを身につけた者と認め,学位を授与します。」を目指す。
授業外の学習
講義内容の復習は参考書などを利用して,疑問が解消できるまで徹底的に行う。 演習課題など講義で取り上げた問題の解法を理解するよう努力する。 毎回の課題レポートと授業内容についてのリアクションペーパーをMoodleに提出する。 各講義の予習, 復習に190分程度,トータル44時間程度の学習を要する。
所要時間: 190分
スケジュール
- 集合と写像
- 線型空間の定義
- 部分空間
- 線型結合
- 基底と線型独立性
- 線型写像
- 固有値と固有空間
- 線型写像の行列表示
- 行列の対角化
- 行列の対角化の応用
- 行列の標準形
- 行列の標準形の応用
- ベクトルの内積
- 内積空間
教科書
こちらで作成したテキストのファイルをMoodleで配布する。
参考書
線形空間
著者: 柴岡泰光
出版社: 裳華房
線形代数学
著者: 岩堀長慶
出版社: 裳華房
線型代数学
著者: 佐竹一郎
出版社: 裳華房