<理工共通>電磁気学IIA
理工学部 - 理工学部共通科目(08年次以降)
SCT66900
コース情報
担当教員: 谷貝 剛
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
10%
リアクションペーパー
35%
授業内期末試験
授業期間中
55%
詳細情報
概要
電気電子領域や物理領域で必要となる電磁気学Iに続いて,物質中の電磁現象の理解を目指す。物質中の電磁界は,主に電気電子領域で必要となる知識の習得に努める。(電磁気学IIBは同じ範囲だが,物理系である)。誘電体内及び真空境界を跨ぐ領域の電界やエネルギー,磁性体内部および境界領域の磁界や蓄積エネルギーについて学び,電磁波の基礎までの知識の習得を目指す。科学技術に関連した諸問題に対応する幅広い能力を養成するため,特に電気電子工学の観点から理工学の基礎を修得する。オンライン化に伴い,Zoomを用いた授業とする。
目標
物質中の電磁現象について理解し,電磁界解析を行うことが出来る。これにより,科学技術,特に電気・電子工学分野の諸問題に対応する幅広い能力を養う。
授業外の学習
講義内容の復習及び演習問題の解き直しは必須である。 週4時間を基本とし,必要に応じてそれ以上の復習が望ましい。
所要時間: 240
スケジュール
- ガイダンスと電磁気学Iの復習
- ベクトル解析の復習と演習 面積分と真空中の電場計算
- ベクトル解析の復習と演習 線積分・ベクトルの外積と真空中の磁場計算
- 誘電体と電気分極,電束密度
- 誘電体の境界面における条件と静電エネルギー
- 磁性体の磁化と基本法則,ベクトルポテンシャル
- 磁化率と透磁率,境界条件
- 磁気回路と磁性体のエネルギー
- 電磁誘導の法則
- 誘導電界の発生
- 自己誘導と相互誘導
- 変位電流,準定常電流と表皮効果
- 電磁界のエネルギーと電磁ポテンシャル
- 電磁界の拡散方程式・波動方程式と演習
教科書
新しい電磁気学 太田昭男著 培風館
参考書
書籍情報はありません。