<理工共通>数学CII(確率統計)
理工学部 - 情報理工学科
SCT66600
コース情報
担当教員: 木村 晃敏
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
授業内期末試験
授業期間中
中間試験
授業期間中
その他
「レポート」は 演習課題の取組み・提出状況で,「出席状況」「授業参加」は「レポート」に含む.
詳細情報
概要
春学期設置の「数学CI(統計データ解析)」では,ソフトウェア R を利用してデータをさまざまな切り口で観察するデータ解析の初歩を学びました.この講義では,より高度な統計的データ分析の手法を学ぶための基礎となる理論を学ぶ機会を提供します.具体的には,標本分布とその特性値,事象,確率変数,確率分布,分布の特性値,点推定,区間推定,仮説検定について学習します.理工学部2年生の実験科目で使われる仮説検定の方法と理論的背景も学ぶことができます. これらの講義内容は,理工学部のカリキュラム・ポリシーにある「科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力を習得させる」という事項に合致するものです.
目標
ソフトウェアが手軽に使えるようになり,統計的データ解析は,分析作業に限って言えば誰でもできるほど身近なものになってきました.けれども,それらの統計的分析手法を使いこなすには,統計の数学的基礎理論をきちんと学習をすることが必要です.理論的知識を伴うことで,はじめて,データの収集方法とデータの性質に即した適切な分析方法の選択,分析の結果として出力される図や数字の情報の正しい読み取り方,分析結果に対する適切な解釈をすることができるようになります. これらの到達目標の達成により,理工学部のディプロマ・ポリシーにある「科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力を備える」ことができます.
授業外の学習
復習を重視しています(190分以上).また適宜,講義内容にもとづく課題を出題し,翌週に提出していただきます.成績評価の要素とします.
所要時間: 190分以上
スケジュール
- ガイダンス ※以下は予定であり, 授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありえます.
- 平均値と分散
- 度数分布
- 回帰と相関の分析
- 確率
- 確率変数と確率分布
- 主な確率分布
- 中間試験
- 標本分布
- 推定 (1)
- 推定 (2)
- 検定
- 回帰の推測統計理論
- 期末試験
教科書
「基本統計学 第5版」(宮川公男 著,有斐閣)
参考書
「数理統計学(改訂版)」(稲垣宣夫 著,裳華房)