<理工共通>ディジタル信号処理
理工学部 - 情報理工学科
SCT63900
コース情報
担当教員: 荒井 隆行
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月1
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
定期試験
定期試験期間中
中間試験
授業期間中
小テスト等
その他
5回以上⽋席したらF,4回までの⽋席も減点,1回遅刻は1/3回⽋席と⾒なします。
詳細情報
概要
連続時間信号・連続時間システムと対比させながら,マルチメディア表現に不可欠なディジタル信号処理を,特に離散時間信号・離散時間システム中心に述べる。内容は次の通りである:信号とシステム,線形時不変システム,フーリエ変換,標本化,z変換,ディジタルフィルタなど。なお,講義は指定されるホームページにある講義ノートに沿って進められる。Matlabによる実習も並行して行う。この講義は理工学部のカリキュラムポリシーの1の「科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力を修得させる」科目に相当する。
目標
ディジタル信号処理の基礎的な概念を理解することを目標とする。理工学部のディプロマポリシーに掲げる「多様化する現代社会の抱える科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する能力を備えるとともに,高い想像性ならびに創造性に根差した独創的な研究を推進し,科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成」を目指す。
授業外の学習
【予習】(所要時間:各回80 分程度)。 ・事前にMoodleで配布される資料や指定された範囲について,目を通しておく。 【復習】(所要時間:各回110 分程度) ・毎回の講義で配布された資料や自分で作成したノート等を併用し,講義内容をまとめる。また,関連する参考書を使って疑問点を解決する。 ・授業中に実施された小テストについて,特に理解が不足しているところを重点的に補う。 ・最終的に解決出来ない点をまとめ,担当教員に質問するなどにより解消するよう努力する。
所要時間: 190分
スケジュール
- はじめに ※ 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- 信号とシステム(時間領域)
- 信号とシステム(周波数領域)
- 標本化と量子化(A/D変換)
- 標本化と量子化(D/A変換)
- z変換
- 逆z変換
- 中間試験
- ディジタルフィルタ(FIRフィルタ)
- Matlab演習
- ディジタルフィルタ(IIRフィルタ)
- ディジタルフィルタ(Matlab演習)
- 離散フーリエ変換
- マルチメディア表現におけるディジタル信号処理(総括とまとめ)
教科書
講義の中で配布します。
参考書
Discrete-Time Signal Processing, 2nd edition
著者: Oppenheim, Schafer and Buck
出版社: Prentice-Hall, 1999
DSP First
著者: McClellan, Schafer and Yoder
出版社: Prentice-Hall, 1998
ディジタル信号と超関数
著者: 吉野・荒井
出版社: 海文堂, 1995