<理工共通>プログラミング言語論
理工学部 - 情報理工学科
SCT63800
コース情報
担当教員: 川端 亮
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
レポート
定期試験
定期試験期間中
その他
何回か授業時間に演習を行い授業時間内で提出するものがある.これはレポートの30%の評価に含む. 授業中の私語は減点する.
詳細情報
概要
【講義概要】 コンピュータ上で動くアプリケーション,ソフトウェアは,様々なプログラミング言語で開発されている.このプログラミング言語がどのような要素,概念から成り立っているのか,また,プログラミング言語で記述したものがどのように実行されるのか,その仕組みについて理解する. 毎回,Moodleでリアクションペーパの提出と演習レポートの提出を求める. この講義は,情報理工学科のカリキュラムポリシーの4「社会に存在する情報をコンテンツとして生成・活用・蓄積・流通させることに関連する諸技術を体系的に理解するため,工学的基礎的科目から社会学的視点も取り入れた応用科目を通じて,最先端情報技術の利活用と創出を担う人材育成に必要な能力を修得させる」科目に相当する.
目標
プログラミング言語の基本的な概念を理解し,説明できるようになること. プログラムを書くときに,そのプログラムがどのように処理され,実行されているのか,表面的な事象だけでなく,その裏で行われている部分も理解し,説明できることを目標とする.
授業外の学習
【予習】(60分) ・講義資料をダウンロードし内容に目を通す(30分). ・不明な語句について調べ,疑問点を把握しておく(30分). 【復習】(130分) ・講義資料を用いて授業の内容を復習し要約を作成する(60分). ・講義で説明したプログラムをPC上で実際に動かし結果を確認する. ・演習問題・小テストに取り組む(60分). ・リアクションペーパに解答する(10分). 個々人の習熟度により予習・復習にかかる時間は増減する.
所要時間: 190分
スケジュール
- 下記の内容を予定しているが,進捗状況により前後する. 定数,変数,絶対値表現,2の補数表現,
- 定数,リテラル,変数と型 固定小数点表現,浮動小数点表現,誤差
- 文字型,論理型,配列
- レコード型,列挙型,ポインタ型
- 型変換,大域変数,局所変数,動的変数,静的変数
- 関数(値呼び出し,参照呼び出し)
- 手続き,再帰呼び出し
- コンパイラ方式とインタプリタ方式
- 静的リンク,動的リンク
- コンパイラの機能(字句解析)
- コンパイラの機能(構文解析)
- コンパイラの機能(変数割り付け,コード生成,最適化),プリプロセッサ
- インタプリタ方式
- 中間言語,仮想マシン,エミュレータ
教科書
Moodle上で講義スライドを配布する.
参考書
講義スライドやMoodle上で関連する参考書を適宜紹介する.