<理工共通>流体力学

理工学部 - 機能創造理工学科

SCT62900

コース情報

担当教員: 渡邉 摩理子

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木3

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

レポート

10%

授業内期末試験

授業期間中

90%

詳細情報

概要

流れ現象を理解する上で必要となる流体力学の基礎について講義する.具体的には,流体の特性,静止流体の力学,流れの基礎事項,流れの基礎方程式,物体周りの流れ,粘性流体の流れについて説明する.適宜,演習も実施する. 機能創造理工学科のカリキュラム・ポリシ―2「理工共通科目Ⅰ群を通して,科学・技術の諸問題に対応する幅広い能力を養成するため,物理学,化学,生物学など自然科学全般,および数学,情報学など理工学の基礎を修得させる.」を目的にする科目である.

目標

機能創造理工学科のディプロマ・ポリシー1に関連し,以下の通り流体力学の基礎を習得することを目標とする. 流体力学の基本的な専門用語を正確に理解できること. 流れの基本的な方程式を理解し,さらにそれらの方程式を設計計算等に使用できるようになること.

授業外の学習

テキストを読んで予習する(60分/回) 演習問題を解く(70分/回) 例題,演習を中心に復習する(60分/回)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス,流体力学と流体の性質 ※以下は予定であり,講義の進捗状況により変更する可能性がある.
  2. 流体の圧縮性,表面張力,粘性
  3. 静止流体の力学(圧力,マノメータ)
  4. 静止流体の力学(全圧力と圧力中心)
  5. 静止流体の力学(浮力,演習)
  6. 流速,流量,流れの状態
  7. 流れの基礎方程式
  8. ベルヌーイの定理とその応用
  9. 流速,流量の測定
  10. 物体周りの流れ(抗力)
  11. 物体周りの流れ(抗力の計算,揚力)
  12. 粘性流体の流れ(ナビエ・ストークス方程式)
  13. 粘性流体の流れ(境界層),まとめ
  14. 期末試験

教科書

テキスト1を使用するので,受講者は購入しておくこと.

  • 流体力学 シンプルにすれば「流れ」がわかる

    著者: 築地徹浩/金原粲

    出版社: 実教出版・2009年

参考書

  • JSMEテキストシリーズ 流体力学

    著者: 日本機械学会

    出版社: 丸善出版・2005

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