<理工共通>細胞生物学
理工学部 - 物質生命理工学科
SCT62300
コース情報
担当教員: 林 謙介
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金2
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
リアクションペーパー
20%
定期試験
定期試験期間中
80%
詳細情報
概要
生命の基本単位は細胞であり,細胞内で起きている分子反応を知ることは生命を知ることである。まず,細胞を構成する分子について学ぶ。次に,細胞膜の性質について学ぶ。さらに,細胞内でタンパク質が輸送される仕組み,細胞が細胞外からの刺激に応答する仕組み,細胞が運動する仕組みについて学ぶ。ここで学ぶ仕組みのほとんどはタンパク質の仕業である。理工学部のカリキュラムポリシーの1(共通科目II群)に相当する。
目標
細胞生物学の基礎的な知識を身に着ける。細胞内で起きる代表的な現象について,その仕組みを,専門用語を用いてしっかり説明できるようになる。
授業外の学習
授業ではおおまかなアウトラインを説明する時間しかないので予習復習が必須である。予習:Essential 細胞生物学,ウェブサイトなどで授業に出てくる基本単語の意味を調べておく(所要時間90分)。復習:ムードルにある資料を読み直し,授業の内容をEssential 細胞生物学で確認するとともに関連する周辺知識を自習する(所要時間100分)。この講義が終わるまでには「Essential 細胞生物学」の約半分を読み終えることになる。
所要時間: 190分
スケジュール
- 細胞の起源と進化
- 生体分子とその結合
- タンパク質の構造
- 膜を介した物質輸送
- イオンチャネルと膜電位
- ニューロンと筋細胞
- タンパク質の選別輸送
- 細胞内小胞の輸送
- 細胞の情報伝達(総論)
- 細胞の情報伝達(各論)
- 細胞骨格:アクチン繊維
- 細胞骨格:微小管
- モータータンパク質
- 細胞周期,細胞分裂
教科書
購入は必須ではないが,講義のほとんどはEssential細胞生物学に基づく。
Essential 細胞生物学
著者: Bruce Alberts 他著 中村桂子他訳
出版社: 南江堂
参考書
書籍情報はありません。