<理工共通>分子遺伝学
理工学部 - 物質生命理工学科
SCT62200
コース情報
担当教員: 安増 茂樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 200
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
リアクションペーパー
10%
授業内期末試験
授業期間中
50%
中間試験
授業期間中
40%
詳細情報
概要
現在,脚光を浴びているゲノム科学やバイオテクノロジーの分野を正しく理解するためには,遺伝学や分子生物学の基礎的な知識を習得することが必要である。前半部の講義は,遺伝子DNAとタンパク質,遺伝子発現など基礎的な知識を解説し,後半部では,バイオテクノロジー研究に用いられる実験目的・手法とその応用について具体的に説明する。この科目は,理工学部カリキュラムポリシー1の「科学・技術の諸問題を幅広いおよび国際的視野から解決する基礎的な能力」に相当する。
目標
分子生物学の基礎を学び,それらに用いられる実験手法の原理を理解する。本講義は,理工学部デュプロマポリシ―の「科学・技術のさらなる発展へ貢献できる人材の養成」に相当する。
授業外の学習
授業前に40分,授業終了後に,2半時間の復習をする。Moodleにアップされた授業のパワーポイントファイルと参考書または関連webページを使用して授業内容を完全に理解する。
所要時間: 予習と復習,授業の発展的学習を含め1時限あたり190分の時間外学習をおこなう。
スケジュール
- DNAの構造と複製
- 遺伝情報の流れについて(転写と翻訳)
- 遺伝子の発現とその調節(原核生物)
- 遺伝子の発現とその調節(真核生物)
- 遺伝子の種類とタンパク質の機能(1)
- 遺伝子の種類とタンパク質の機能(2)
- 前半のまとめと中間テスト
- 分子生物学の実験手法の原理・目的
- 遺伝子のクローニング法(形質転換) 塩基配列決定法など
- 遺伝子発現の検出法 PCR法,ハイブリダイゼーション法
- タンパク質の構造と機能とその検出法 ウエスタンブロッティング
- 遺伝子の改変と特定遺伝子の機能破壊(1) (遺伝子ノックアウト動物)
- 遺伝子の改変と特定遺伝子の機能破壊(2) (ゲノム編集について)
- まとめと期末テスト
教科書
講義内容の60%は,Essential細胞生物学を参考としている。 授業のパワーポイントファイルは,Moodleにアップされる。
Essential細胞生物学
出版社: 南江堂
参考書
細胞の分子生物学 Molecular Biology of THE CELL
生命科学
出版社: 羊土社