<理工共通>電子回路

理工学部 - 情報理工学科

SCT61400

コース情報

担当教員: 林 等

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月4

形式: 対面授業

レベル: 200

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

定期試験

定期試験期間中

90%

その他

単元毎の演習成果や提出課題,出欠を総合評価する。 提出課題を3回以上未提出の場合は不合格となる。また,欠席を3回以上した場合は不合格となる。第1回目は出欠をとらない。

10%

詳細情報

概要

・教材提供や資料の掲示,課題提出,出欠にはMoodleを使用するので,授業受講にあたっては,Moodleでコースの登録を済ませておくこと。 履修登録とは連動していないので,各自で別途登録が必要である。 電子回路とは,トランジスタに代表される電子デバイスを回路素子として組み入れ,増幅,スイッチングなどの機能を果たす回路を指す。 本講義の目的は,電子回路の基礎についての十分な理解を与えることとする。 対象とするトピックは,トランジスタ特性の表し方,小信号等価回路,直流バイアス回路など基礎事項に始まり,増幅器の設計,解析を主として述べる。 さらに帰還増幅器,演算増幅器(オペアンプ),発振動作などにも触れる。 この科目は情報理工学科のカリキュラム・ポリシーの「情報通信技術に関するソフトウェアおよびハードウェアについて,システムの構成要素からそれらの統合に至る幅広い技術分野を網羅する複数の基礎的科目を通じて,通信システム全体を把握した上で専門的な技術を学び,情報通信技術者に必要な基礎を修得させる」科目に相当する。

目標

電子回路についての基礎的な事項を十分に理解し,使えることを目指す。 情報理工学科のディプロマ・ポリシーに掲げる「情報通信に関する基礎技術を理解し,情報通信技術の発展にかかわる諸課題を主体的に解決できる能力」を身につける。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回110分程度) ・教材の内容に目を通して,内容と疑問点を把握しておく。 【復習】(所要時間:各回80分程度) ・指定された課題に取り組む。

所要時間: 少なくとも190分以上の予習復習が必要である。

スケジュール

  1. 電子回路素子(半導体,ダイオード,トランジスタ)
  2. 電子回路素子(電界効果トランジスタ,集積回路)
  3. 増幅回路の基礎(簡単な増幅回路,増幅回路の動作,トランジスタの等価回路とその利用)
  4. 増幅回路の基礎(バイアス回路,増幅回路の特性変化)
  5. いろいろな増幅回路(負帰還増幅回路,エミッタホロワ)
  6. いろいろな増幅回路(直接結合増幅回路)
  7. 演算増幅器(トランジスタによる差動増幅回路)
  8. 演算増幅器(演算増幅器)
  9. 発振回路(発振,LC発振回路,水晶発振回路)
  10. 発振回路(RC発振回路,VCOとPLL発振回路)
  11. 変調・復調回路(変調と復調,振幅変調・復調回路)
  12. 変調・復調回路(周波数変調・復調回路)
  13. 直流電源回路(整流回路,安定化直流電源回路)
  14. 直流電源回路(電圧制御用ICを利用した回路,スイッチ形安定化電源回路)

教科書

下記参照

  • 図でよくわかる 電子回路

    著者: 篠田庄司

    出版社: コロナ社・2015年

  • ポイントマスター 電子回路 トレーニングノート

    著者: 田丸雅夫

    出版社: コロナ社・2013年

参考書

書籍情報はありません。

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