<理工共通>数学BI(微分積分)【情報理工学科クラス】

理工学部 - 情報理工学科

SCT117I0

コース情報

担当教員: 中島 俊樹

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月3

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

5%

レポート

20%

定期試験

定期試験期間中

75%

その他

課題提出状況,出席状況が悪いものはテストの点数に関わりなく不合格とする。 また,課題の点数に比してテストの点数が極端に悪い場合は課題の点数を大幅に引き下げるか評価しない。

0%

詳細情報

概要

一変数関数の微分積分など大学理工系学問すべての基礎となる解析学の入門的講義である。極限・連続性・微分・積分などを数学的に厳密に定義し,その定義のもとで理論を展開し,具体的な計算を可能とする大学における数学の手法も併せて学ぶ。 この科目は情報理工学科のカリキュラムポリシーの1「現代科学を理解するために共通に必要な基礎学力を講義,演習,実験を中心とした共通科目を通じて,主に1,2年次の間に修得させる」科目に相当し,数学の基礎としてだけでなく,理工系のあらゆる学問の基礎として重要である.

目標

一変数の微分積分学の基本的内容である: 数列の極限・収束・発散, 関数の極限と連続性, 微分・導関数と高次導関数, 定積分の定義と計算,広義積分とその計算 などを理解・習得することにより,情報理工学科のディプロマポリシー5「情報科学を含むすべての現代科学の理解に不可欠な数学の知識を学び,現代社会の情報技術におけるさまざまな問題を主体的に解決できる能力」の習得を目指す。

授業外の学習

本講義は「数学演習Ⅰ」と連携して行なうので,「数学演習Ⅰ」を受講し,講義で学んだ理論をより深く理解するように努力すること。 予習としては,テキストの内容を事前に学習し,わからないポイントを明確にし,講義に臨むように努める。(週1〜2時間) 復習としては,基本概念の定義を確認し,定理の内容を様々な例を通じて把握すること,具体例の計算,基本的な事項の証明の手法を身に着けること。(週2〜3時間)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 序 集合
  2. 数列と関数の極限1
  3. 数列と関数の極限2
  4. 実数の連続性1
  5. 微分係数と導関数
  6. 導関数の性質
  7. 高階導関数とTaylorの定理
  8. 無限小無限大
  9. ロピタルの定理
  10. 積分の定義
  11. 積分の性質
  12. 積分の計算
  13. 広義積分
  14. 積分の応用

教科書

「微分積分」「解析学」のテキストは数多く出版されているので,書店・図書館などで自ら見比べて自分に合ったものを選んでもらいたい。4号館地階の数学図書室に関連書籍や演習書などが取り揃えられているので, 是非活用してほしい。

  • 微分積分学講義

    著者: 野村隆昭

    出版社: 共立出版・2021年

参考書

  • 微分積分学

    著者: 難波誠

    出版社: 裳華房・1996

  • 理工基礎 微分積分学Ⅰ ―1変数の微積分―

    著者: 足立恒雄

    出版社: サイエンス社・2001

  • 定本 解析概論

    著者: 高木貞治

    出版社: 岩波書店・2010

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