<理工共通>理工学概説(情報理工)

理工学部 - 情報理工学科

SCT11303

コース情報

担当教員: 川端 亮

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水2

形式: 対面授業

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

リアクションペーパー

30%

定期試験

定期試験期間中

70%

その他

私語は減点対象とし,リアクションペーパーを受け取らない. リアクションペーパの30%は, ・授業計画1,3,4,5,6,7,14を25% ・授業計画2,8,9,10,11,12,13を5%とする. 期末試験は,授業計画2,8,9,10,11,12,13の内容を出題

0%

詳細情報

概要

本科目は,情報理工学科に入学した学生に対し,学科が提供する幅広い分野の科目や卒業研究テーマを概観する.また,技術の開発・利用を行なう上で重要となる,環境,生命,安全,倫理の観点から関係する基礎知識を講義する. 授業の各回に演習または,リアクションペーパーの提出を求め,Moodle上もしくは口頭でフィードバックを行う. この講義は,情報理工学科のカリキュラムポリシーの 2「人間における脳や神経活動,感覚情報など,人間を理解するための科目から,人間の体や活動の計測,福祉や教育への応用も視野に入れた科目を通じて,科学的側面と工学的側面の両方を学び,学際・融合的な知識を修得させる。」, 3「情報通信技術に関するソフトウェアおよびハードウェアについて,システムの構成要素からそれらの統合に至る幅広い技術分野を網羅する複数の基礎的科目を通じて,通信システム全体を把握した上で専門的な技術を学び,情報通信技術者に必要な基礎を修得させる。」, 4「社会に存在する情報をコンテンツとして生成・活用・蓄積・流通させることに関連する諸技術を体系的に理解するため,工学的基礎的科目から社会学的視点も取り入れた応用科目を通じて,最先端情報技術の利活用と創出を担う人材育成に必要な能力を修得させる。」, 5「全ての情報分野における基礎的理論を理解するため,数学の基礎科目を通じて,最低限の知識を学生全員に身に付けさせる。また大学院において数学を研究することをめざす学生が専門的な現代数学科目を通じてその知識を修得させる。」科目に相当する.

目標

・理工学部や情報理工学科のカリキュラム構造を理解し,将来の履修計画を自主的に立てられる知識を獲得する. ・大学で習得可能な知識やスキルと,将来希望する進路に必要な知識やスキルを照らしあわせ,初歩的なキャリア設計ができるようにする. ・環境,生命,安全,倫理について,システム,数理,通信,生物の分野の観点から関連する基礎技術の概念や考え方を身につける ・工学的観点から,情報システム,暗号化に使われている数理技術,次世代送電網や情報通信のセキュリティ,自動認識などに使われている情報技術を理解する. ・生物的観点から,脳や細胞の情報的側面について理解する.

授業外の学習

【予習】(60分) Moodleに用意された講義資料に目を通しておく.内容を把握し,重要語句,疑問点を整理しておく. 【復習】(130分) 毎回の講義後に授業の内容について以下の復習を行う. ・講義資料を用いて授業の内容を復習する(30分) ・リアクションペーパ,課題,小テストに取り組む.授業時にこれらを終えている場合は,これらの内容を復習する(50分) ・説明された事柄を身の回りの実例と関連付けて考え理解を深める.説明出来るようにしておく(50分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 川端 亮:オリエンテーション
  2. 五味 靖:2次行列の性質
  3. 五味 靖:数理情報キーテーマ紹介
  4. Trihan Fabien:English for basic mathematics
  5. 萬代 雅希:情報通信キーテーマ紹介
  6. 川端 亮:社会情報キーテーマ紹介
  7. 新倉 貴子:人間情報キーテーマ紹介
  8. 林 等:スマートグリッドにおける情報セキュリティ
  9. 小川 将克:情報通信に関する規則,無線通信システムの周波数割当
  10. 亀田 裕介:視覚情報処理とデータ圧縮,コンピュータビジョンの数理
  11. 新倉 貴子:加齢・環境と脳
  12. 川端 亮:情報システムと社会
  13. 山下 遥:プライバシー保護とデータ解析
  14. 川端 亮:まとめ

教科書

指定の講義テキストはない. Moodleで講義資料を配布する.

    参考書

    書籍情報はありません。

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