<理工共通>基礎情報学【情報理工学科1クラス】

理工学部 - 情報理工学科

SCT110I1

コース情報

担当教員: 川中 彰

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水2

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 100

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

10%

授業内期末試験

授業期間中

40%

中間試験

授業期間中

40%

小テスト等

10%

詳細情報

概要

この科目は主に情報理工学科のカリキュラムポリシーの1「現代科学を理解するために共通に必要な基礎学力を講義,演習,実験を中心とした共通科目を通じて,主に1,2年次の間に修得させる」科目に相当するが,ポリシー2~4の科目としての位置づけもある。 コンピュータは様々な用途で利用できる汎用性を備えているが,これを可能にしている技術や思想がどのようなものであるかをテーマとして講義を進める。ネットワークとコンピュータの融合などを経て,コンピュータの応用分野は多岐に渡って拡がって来ている。このコンピュータの汎用性を実現している技術や思想を理解するため,コンピュータの構成,ソフトウェアの構成,ネットワークとインタフェイス,数値データの構成,非数値データの構成などについて総合的に講義する。 関連科目:基礎プログラミング(C言語),情報理工学I(コンピュータアーキテクチュア),情報理工学II(コンピュータソフトウェア)

目標

情報理工学科のディプロマポリシーに掲げる「現代社会の広い意味での「情報」に関して,その意味づけや原理・理論さらには社会のさまざまな分野での日常的な応用を理解し,幅広い一般教養と倫理観,国際化の進展に対応できる素養」,「人間に関わる情報処理の知識」,「情報通信に関する基礎技術」,「情報の生成・活用・蓄積・流通に関わる基礎技術」を身に着ける。 より具体的には,コンピュータの汎用性を可能にしている技術や思想について,基礎的な部分から理解できていることを目的としている。

授業外の学習

(予習)2時間程度,次回授業の課題や資料を読むなど不明点を明確にする。 (復習)2時間程度,授業内容を復習し,課題などを実施する。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数や日程は変更することがありうる。 コンピュータの概要,整数データの表現
  2. 実数データの表現(固定小数点表現)
  3. 浮動小数点数と文字データの表現
  4. CPUの基本機能
  5. 演算とフラグ
  6. フラグと条件付き分岐命令
  7. 中間試験
  8. 配列と繰り返し
  9. 進数による乗除(オンデマンド)
  10. シフト・回転命令
  11. 倍長演算とビット処理
  12. 入出力と数値表現の変換
  13. スタックとサブルーチン
  14. 音響・画像等のデータ表現,到達度評価試験

教科書

電子ブックあり

  • 基本情報技術入門

    著者: 浅川毅,稲垣克彦,稲葉毅

    出版社: コロナ社・2017年

  • メディアICT (メディア学大系 10)

    著者: 寺澤卓也,藤澤公也

    出版社: コロナ社・2013年

  • コンピュータアーキテクチャ (情報工学レクチャーシリーズ)

    著者: 成瀬正

    出版社: 森北出版・2016年

参考書

電子ブックあり。その他授業で紹介する。

  • アセンブリ言語スタートブック ―CASL II &COMET II で学ぶ―

    著者: 高田美樹

    出版社: 技術評論社・2009年

  • 低レベルプログラミング ―C11とアセンブラを使ったIntel x64アーキテクチャの理解と実効性能の高いプログラミングモデル―

    著者: Igor Zhirkov(著) 吉川邦夫(翻訳)

    出版社: 翔泳社・2018年

  • 0と1のコンピュータ世界バイナリで遊ぼう!

    著者: 坂井弘亮,坂井丈泰,愛甲健二

    出版社: マイナビ出版・2014年

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