<理工共通>基礎情報学【情報理工学科1クラス】
理工学部 - 情報理工学科
SCT110I1
コース情報
担当教員: 川中 彰
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
授業内期末試験
授業期間中
中間試験
授業期間中
小テスト等
詳細情報
概要
この科目は主に情報理工学科のカリキュラムポリシーの1「現代科学を理解するために共通に必要な基礎学力を講義,演習,実験を中心とした共通科目を通じて,主に1,2年次の間に修得させる」科目に相当するが,ポリシー2~4の科目としての位置づけもある。 コンピュータは様々な用途で利用できる汎用性を備えているが,これを可能にしている技術や思想がどのようなものであるかをテーマとして講義を進める。ネットワークとコンピュータの融合などを経て,コンピュータの応用分野は多岐に渡って拡がって来ている。このコンピュータの汎用性を実現している技術や思想を理解するため,コンピュータの構成,ソフトウェアの構成,ネットワークとインタフェイス,数値データの構成,非数値データの構成などについて総合的に講義する。 関連科目:基礎プログラミング(C言語),情報理工学I(コンピュータアーキテクチュア),情報理工学II(コンピュータソフトウェア)
目標
情報理工学科のディプロマポリシーに掲げる「現代社会の広い意味での「情報」に関して,その意味づけや原理・理論さらには社会のさまざまな分野での日常的な応用を理解し,幅広い一般教養と倫理観,国際化の進展に対応できる素養」,「人間に関わる情報処理の知識」,「情報通信に関する基礎技術」,「情報の生成・活用・蓄積・流通に関わる基礎技術」を身に着ける。 より具体的には,コンピュータの汎用性を可能にしている技術や思想について,基礎的な部分から理解できていることを目的としている。
授業外の学習
(予習)2時間程度,次回授業の課題や資料を読むなど不明点を明確にする。 (復習)2時間程度,授業内容を復習し,課題などを実施する。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数や日程は変更することがありうる。 コンピュータの概要,整数データの表現
- 実数データの表現(固定小数点表現)
- 浮動小数点数と文字データの表現
- CPUの基本機能
- 演算とフラグ
- フラグと条件付き分岐命令
- 中間試験
- 配列と繰り返し
- 進数による乗除(オンデマンド)
- シフト・回転命令
- 倍長演算とビット処理
- 入出力と数値表現の変換
- スタックとサブルーチン
- 音響・画像等のデータ表現,到達度評価試験
教科書
電子ブックあり
基本情報技術入門
著者: 浅川毅,稲垣克彦,稲葉毅
出版社: コロナ社・2017年
メディアICT (メディア学大系 10)
著者: 寺澤卓也,藤澤公也
出版社: コロナ社・2013年
コンピュータアーキテクチャ (情報工学レクチャーシリーズ)
著者: 成瀬正
出版社: 森北出版・2016年
参考書
電子ブックあり。その他授業で紹介する。
アセンブリ言語スタートブック ―CASL II &COMET II で学ぶ―
著者: 高田美樹
出版社: 技術評論社・2009年
低レベルプログラミング ―C11とアセンブラを使ったIntel x64アーキテクチャの理解と実効性能の高いプログラミングモデル―
著者: Igor Zhirkov(著) 吉川邦夫(翻訳)
出版社: 翔泳社・2018年
0と1のコンピュータ世界バイナリで遊ぼう!
著者: 坂井弘亮,坂井丈泰,愛甲健二
出版社: マイナビ出版・2014年