<理工共通>基礎化学【物質生命理工学科クラス】
理工学部 - 物質生命理工学科
SCT108M1
コース情報
担当教員: 竹岡 裕子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 100
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
定期試験
定期試験期間中
中間試験
授業期間中
その他
出席状況や授業参画状況により判断する。 講義や勉強に用いたノートの提出を求める場合がある。
詳細情報
概要
化学は,物質の性質と変化を研究する学問である。本講義では,理工系学生の基礎化学の理解に必要な,1)化学の基礎と原子の構造,2)元素の周期的性質,3)化学結合,および4)気体分子運動論について学習することを目的とする。具体的には,原子の構造と電子の配置やそのエネルギー状態,分子軌道で考える共有結合の概念,イオン結合,金属結合や水素結合など様々な化学結合の形態,気体の状態方程式と気体の圧力と速度の関係等について解説する。カリキュラム・ポリシー1に対応して,理工共通科目I群科目を通して,自然科学分野の基礎を理解し,科学技術に対する安全・倫理観を修得させる。 随時,演習やグループワークを行う。
目標
講義内容は,今後化学を勉強していく上での基礎となるので,講義範囲の完全理解を目指す。ディプロマ・ポリシー1および2の自然科学分野の基礎を理解し,科学技術に対する安全・倫理観,および物理学,化学,生物学の基礎を土台として,物理,化学,生命現象を理解する能力を修得する。
授業外の学習
講義スケジュールに従い,事前にテキストの講義範囲を読んでおくこと(70分)。 講義後に,理解が不十分であった部分を復習し,理解を完全なものにし,教科書の章末演習問題を解くこと(120分)。
所要時間: 190分
スケジュール
- 基礎化学とは何か・基礎事項
- 原子構造と性質 I 水素原子
- 原子構造と性質 II 多電子原子
- 原子構造と性質 III 電子配置
- 原子構造と性質 IV 原子半径とイオン半径
- 原子構造と性質 V 元素の性質の周期性
- 中間試験
- 中間試験の解説と復習
- 化学結合I(イオン結合)
- 化学結合 II(共有結合)
- 化学結合 III(分子軌道理論)
- 化学結合 IV(金属結合・分子間相互作用)
- 化学結合 V(分子間相互作用・混成軌道)
- 化学結合 VI(混成軌道)
教科書
基礎化学-原子・分子の構造と化学結合-を使用する
基礎化学 -原子・分子の構造と化学結合-
著者: 大井隆夫,板谷清司,竹岡裕子
出版社: コロナ社,2014
参考書
無機化学 基礎から学ぶ元素の世界
著者: 長尾宏隆,大山大
出版社: 裳華房,2013
基礎からの無機化学
著者: 山村 博,門間英毅,高山俊夫
出版社: 朝倉書店,2006
化学序説(第4版)
著者: 池田憲昭,大島 巧,大野 健,久司佳彦,益山新樹
出版社: 学術図書出版,2004