典礼と霊性I

博士前期課程神学研究科

MTTH7753

コース情報

担当教員: FIRMANSYAH Antonius

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

10%

リアクションペーパー

10%

レポート

30%

その他

研究テーマの発表。

30%

詳細情報

概要

本科目はキリスト教の典礼における様々なシンボルとキリスト者の霊的生活との相互的関係を取り調べる。主な課題としては現代社会におけるキリスト者の秘跡的生活から来る日常生活へのインパクトである。本科目の中心になる問いかけは,どのようにして典礼的シンボルがキリスト教の信仰を現代社会に伝達することができるか。故に,本科目は,出発点として,エウカリスチアにおける様々なシンボルが伝達する意義を考察する。そして,その意義の伝達が現代社会に生きるキリスト者の霊的生活の土台になる方法を探る。本科目はエウカリスチアの典礼についての神学理解および参加する経験を参加者から求める。それに加え,積極的な参加および発表も,参加者から求められる。

目標

1.エウカリスチアによるシンボルの伝達を理解する。 2.エウカリスチアによるシンボル性と信徒の霊性との繋がりを理解する。

授業外の学習

Moodleに乗せる資料を参考にして復習することが求められる。(90分) 毎回の授業のリフレクション・ペーパーの作文が求められる。(60分) 次の授業のための準備(資料の読書とまとめ作成)が求められる。(60分) 図書研究:エウカリスチアと霊的生活の繋がりに関するケーズを取り調べる。その結果を授業の中で発表し,レポートのテーマになる。(100分)

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 典礼的シンボルと霊的生活
  2. 入際の儀によるシンボルの伝達
  3. み言葉の儀によるシンボルの伝達
  4. 感謝の儀によるシンボルの伝達: 奉納の儀
  5. 感謝の儀によるシンボルの伝達:聖体拝領
  6. 閉祭の儀によるシンボルの伝達
  7. 現代社会に生きるキリスト者のシンボルの伝達プロセス
  8. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:価値観
  9. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:主体性
  10. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:他者と共同体
  11. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:生と死
  12. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:愛
  13. エウカリスチアのシンボル伝達による霊的生活:宣教
  14. シンボルと霊性

教科書

授業日に配布する資料。

  • At the Supper of the Lamb: A Pastoral and Theological Commentary on the Mass

    著者: Paul Turner

    出版社: Chicago: Liturgy Training Publication,2010年

参考書

  • The Presence of Christ in the Gathered Assembly

    著者: Judith M. Kubicki

    出版社: New York: Continuum, 2006年

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