現代の霊性I(祈りの現代的意義)

博士前期課程神学研究科

MTTH7381

コース情報

担当教員: 小暮 康久

単位数: 2

年度: 2024

学期: 4Q集中

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

25%

授業参加

25%

リアクションペーパー

10%

その他

ゼミでの発表

40%

詳細情報

概要

2025年1月27日~31日の集中講義となる。近代以前のキリスト教霊性史を踏まえた上で,現代の特徴的なキリスト教霊性を考察する。ゼミ形式での発表をもとにした活発な議論と,個人の省察を通して,現代におけるキリスト者のあり方と,個人の霊性の道を探ることを目指す。

目標

キリスト教霊性の歴史に通じ,現代のキリスト教霊性の特徴を理解する。キリスト教霊性についての一般的な知識の獲得ということに留まらず,現代に生きる私自身の問題として「私自身の霊性 」についての省察を深める。

授業外の学習

ゼミで発表する担当箇所の準備に加えて,事前に配布するテーマ別の文献資料を読んでおくこと。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 霊性とは何か
  2. キリスト教霊性の特徴と他宗教における霊性
  3. キリスト教霊性・古代 砂漠の霊性-修道制の出現
  4. キリスト教霊性・中世(1)ギリシア教父・東方教会の霊性-神化(Theosis)
  5. キリスト教霊性・中世(2)アッシジのフランシスコ-太陽の賛歌
  6. キリスト教霊性・近世 イグナチオ・デ・ロヨラ-霊操
  7. キリスト教霊性・近代 リジューのテレーズ-小さき道
  8. キリスト教霊性・現代(1)トマス・マートン-行動する観想者
  9. キリスト教霊性・現代(2)ブラザー・ロジェ-テゼ共同体
  10. キリスト教霊性・現代(3)教皇フランシスコー「ラウダート・シ」
  11. キリスト教霊性・現代日本(1)遠藤周作-「深い河
  12. キリスト教霊性・現代日本(2)押田成人-「遠いまなざし」
  13. キリスト教霊性・現代日本(3)キリスト教的ヴィパッサナー瞑想
  14. 霊性とは体験知に基づくもの

教科書

事前に必要な文献資料を配布

  • キリスト教霊性の歴史

    著者: P.シェルドレイク

    出版社: 教文館 ,2010

参考書

書籍情報はありません。

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