倫理神学特講IV(徳と人格)
博士前期課程神学研究科
MTTH7271
コース情報
担当教員: 竹内 修一
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
25%
授業参加
25%
レポート
50%
詳細情報
概要
１．「何をすべきか」という問いは,人格的存在としての人間にとって重要である。 ２．しかしそれ以上に,あるいはそれ以前に,問われなければならないのは,「どのような人間であるべきか」という問いである。 ３．この問いの考察にあたって,「徳」は中心的位置を占める。 ４．人間が人間として涵養されるにあたって,徳は必要不可欠な要素である。 ５．このことを,聖書および徳倫理の観点から考察・検討する。
目標
以下の諸点についてのパウロ神学における徳倫理の理解: １．徳倫理とは何か。 ２．徳倫理と良心の関係。 ３．徳倫理と性の倫理の関係。 ４．徳倫理と愛との関係。
授業外の学習
１．予習:予めテキストを読んで,授業に参加する(２～３時間程度)。 ２．復習:授業で理解・確認できたことを簡潔にまとめる。
所要時間: 190分
スケジュール
- Introduction
- Virtue Ethics and Fundamental Moral Theology
- The Shape of Paul's Christian Virtue Ethics
- The Human Condition before and after Christ: Pauline Perspectives
- Conversion and the Human Condition: Theological Perspectives
- The Many Contexts of Paul's Ethical Teachings
- Experience and Conscience in Theology Today
- Virtues and Vices: Pauline Perspectives
- Virtues and Vices: Theological Perspectives
- Ethics in a Communal Setting: Pauline Perspectives
- Ethics in a Communal Setting: Theological Perspectives
- Relationships and Sexual Ethics: Pauline Perspectives
- Relationships and Sexual Ethics: Theological Perspectives
- Conclusion
教科書
授業開講前に用意しておくこと。
Paul and Virtue Ethics: Building Bridges between New Testament Studies and Moral Theology
著者: Daniel Harrington, S.J. and James Keenan, S.J.
出版社: Paulist Press, 2010
参考書
授業の中で適宜紹介。
Jesus and Virtue Ethics: Building Bridges between New Testament Studies and Moral Theology
著者: Daniel Harrington, S.J. and James Keenan, S.J.
出版社: Sheed & Ward, 2002.
The Virtues of an Authentic Life: A Celebration of Spiritual Maturity
著者: Bernard Häring
出版社: Liguori, 1997.