現代カトリック教義学II

博士前期課程神学研究科

MTTH7221

コース情報

担当教員: 光延 一郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

10%

授業参加

50%

レポート

40%

その他

ファーガス・カー著,『二十世紀のカトリック神学―新スコラ主義から婚姻神秘主義へ』(教文館)を手引きとしつつ,課題文献はその都度指示する。 必要な配布資料は”MOODLE”上に置かれていますので,”MOODLE”の担当者のページに授業登録して,そこからダウンロードしてください。

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詳細情報

概要

現代のカトリック神学者のテキストを読解し,その思想の概要を知るとともに,それぞれの神学者の思想をキリスト教神学とカトリック教会の文脈において把握する。ゼミナール形式のクラスでの発表・討議参加が求められる。

目標

現代のカトリック神学者のテキストを読解し,その思想の概要を知るとともに,それぞれの神学者の思想をキリスト教神学とカトリック教会の文脈において把握する。

授業外の学習

課題文献の読解,発表準備,レポート作成。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 第二バチカン公会議以前のカトリック教会とその神学
  2. バーナード・ロナガンの神学①:C・M・マルティーニ「B・ロナーガンの教会への奉仕について」(神学ダイジェスト102号)
  3. バーナード・ロナガンの神学②:「神学と人間の未来」(神学ダイジェスト20号),「現代こそ信頼が」(神学ダイジェスト26号),瀬本「B.ロナガンの「自己同化の哲学」
  4. ハンス・ウルス・フォン・バルタザールの神学①:W・レーザー「ハンス・ウルス・フォン・バルタザールとそのイグナチオ的―教父的源泉」(神学ダイジェスト103号)
  5. ハンス・ウルス・フォン・バルタザールの神学②:「なぜ私はキリスト者なのか」(神学ダイジェスト25号),『歴史の神学』
  6. ハンス・キュンクの神学①:H・キュンク「恩恵の問題とキリスト者再一致」(神学ダイジェスト5号)
  7. ハンス・キュンクの神学②:諸宗教の神学とカトリック教会論
  8. カルロ・ヴォィティワの神学①:『愛と責任』の倫理神学①「人格と良心」
  9. カルロ・ヴォィティワの神学②:『愛と責任』の倫理神学②「結婚と性の倫理」
  10. カルロ・ヴォィティワの神学③:ヨハネ・パウロ二世回勅「いのちの福音」
  11. ヨゼフ・ラッツィンガーの神学①:「肉体の復活」(神学ダイジェスト51号),「聖書の人間観」(神学ダイジェスト17号)
  12. ヨゼフ・ラッツィンガーの神学②:「神の民の指導者」(神学ダイジェスト34号),「司祭の役務」(神学ダイジェスト25号)
  13. ヨゼフ・ラッツィンガーの神学③:ヨゼフ・ラッツィンガー「地方教会と普遍教会」(神学ダイジェスト93号)
  14. まとめ ファーガス・カー,『二十世紀のカトリック神学―新スコラ主義から婚姻神秘主義へ』第二バチカン公会議以後+反近代主義の誓約

教科書

ファーガス・カー著,『二十世紀のカトリック神学―新スコラ主義から婚姻神秘主義へ』(教文館)を入手しておいてください。その他,授業時にその都度指示する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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