基礎神学I
博士前期課程神学研究科
MTTH7071
コース情報
担当教員: 川中 仁
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火1
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
リアクションペーパー
授業内期末試験
授業期間中
その他
出席と受講態度を重視し,4回以上の欠席で自動的に単位取得不可となる。 初回の授業の際に諸注意事項を説明するので,受講希望者は必ず初回から出席すること。 [email protected]
詳細情報
概要
基礎神学は,現代世界においていかにしてキリスト教信仰を弁明(1ﾍﾟﾄ3･15)するのかを課題とする神学の応用科目である。基礎神学Ⅰ・Ⅱでは,基礎神学の伝統的な枠組みにもとづき,①信仰②啓示③教会の諸問題に取り扱うが,基礎神学Ⅰでは,護教論から発展した基礎神学の歴史的変遷を概観したうえで,信仰をめぐる諸問題として,神論と無神論の問題に取り組む。
目標
基礎神学の歴史的変遷を概観したうえで,信仰をめぐる諸問題として,神論と無神論の問題に取り組む。
授業外の学習
以下の参考書欄に記載された諸文献に可能な限り目を通しておく。
所要時間: 190分
スケジュール
- 導入―課題と方法論
- 基礎神学の歴史的変遷(1):新約聖書:キリスト教信仰の「弁明」
- 基礎神学の歴史的変遷(2):古代:教父たちの護教論
- 基礎神学の歴史的変遷(3):近代:トリエント公会議と第一バチカン公会議
- 基礎神学の歴史的変遷(4):現代:内在的アプローチと実践的アプローチ
- 神論(1):「神」語
- 神論(2):日本の「神」概念
- 神論(3):ユダヤ―キリスト教の「神」概念
- 神論(4):「神」の存在証明
- 神論(5):無神論の系譜とキリスト教無神論
- 上掲の参考書欄に記載の諸文献にできる限り目を通す。なお,10回の授業に合わせて授業内容を合併しているので,授業時間外に授業内容を復習する。
教科書
聖書は毎回必携。
『聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き』 『新共同訳 聖書(旧約聖書続編つき)』
出版社: 日本聖書協会
参考書
以下の参考書欄に記載の諸文献は,基礎神学の基本書。 詳細な参考文献は,テーマに沿ってそのつど紹介する。
Handbuch der Fundamentaltheologie
著者: Walter Kern / Hermann Josef Pottmeyer / Max Seckler (Hg.)
出版社: Tübingen-Basel: A. Francke, 2000 (2. Aufl.)
Fundamentaltheologie
著者: Heinrich Fries
出版社: Graz-Wien-Köln: Styria, 1985 (2. Aufl.)
Grundkurs Fundamentaltheologie. Eine Einführung in die Grundfragen des christlichen Glaubens
著者: Perry Schmidt-Leukel
出版社: München: Don Bosco, 1999